「戦争する国」づくりは許さない
衆院選 日本共産党は比例で4議席
高市強権政治と新たなたたかい 自民が2/3超
第51回衆院選が8日投開票され、日本共産党は比例近畿ブロック(定数28)で、辰巳孝太郎氏が再選を果たしました。大阪の比例得票は19万4218票(得票率4・83%)にとどまり、「近畿比例の2議席絶対確保、前進へ」との目標を果たせませんでした。同党は全国で田村智子委員長はじめ比例4議席を獲得しましたが、改選前から4議席減らしました。
近畿比例で辰巳氏再選

支援者と再選を喜び合う辰巳氏(左から3人目)と、清水(同4人目)、駒井委員長(同2人目)ら=8日、大阪市天王寺区内
今回の衆院選は、高市早苗首相が国会論戦から逃げ、内閣支持率の高いうちに議席の多数を握ろうという「自己都合解散」によるもの。1月23日の解散から投票まで16日で、戦後最短の総選挙となりました。
高市首相は「高市早苗がいいのか、国民が決める選挙だ」などと、大軍拡や改憲の推進など政治の中身を語らず、国民に「白紙委任」を迫りました。日本共産党は、「高市自民・維新政治に正面対決し、自民党政治そのものを変える日本共産党の躍進を」「憲法を真ん中に据えた新しい共同を」と訴えました。
自民党は前回2024年の衆院選では、大阪の小選挙区で全敗でしたが、今回は大阪19区で議席を得ました。与党入りして初めての国政選挙となった維新は、18選挙区で議席を獲得。高市首相は、連立を組む維新の本拠地である大阪での遊説を見送りました。
公明党が立憲民主党を吸収した「中道改革連合」は、安保法制を合憲と認めるなど、自民党への対決姿勢を放棄。比例で53万5117票(得票率13・30%)を得ましたが、前回の公明党と立憲民主党との合計85万3191票(同22・71%)から大幅に後退しました。
このほか比例で、参政党は27万778票(同6・73%)と、前回の14万8639票(同3・96)から伸長。チームみらいは22万5477票を得ました。
大阪の投票率は比例が56・22%(前回比9・45?増)、小選挙区が56・21%(同3・60?増)でした。
府民は「白紙委任」ではない
草の根で新たな府民運動へ 日本共産党府常任委員会が声明
日本共産党大阪府常任委員会は9日に発表した声明(本文はこちらをクリックして下さい)で、現有議席からの後退という結果に責任を痛感すると表明。広く党内外の意見を聞きながら、捲土重来を期す決意を述べています。
大阪では自民、維新、参政党が得票を増やしましたが、府民は「白紙委任」したわけではないと指摘。高市首相が改憲を訴えたことに対し、「戦争する国づくりは許さない」「アメリカ言いなりの大軍拡ではなく、憲法9条を生かした平和の外交を」と訴えた日本共産党に強い反応と期待の声が広がったことは、今後のたたかいに生きると強調しています。
総選挙で掲げた公約・政策の実現へ、地方議会と草の根で新たな府民運動・国民運動をつくり広げると表明。どんな逆風のもとでも前進できる強く大きな党を目指し、来るべき統一地方選挙に向けて、世代的継承を中軸とした党づくりに全力で奮闘するとしています。
大阪での各政党の比例得票
| 今回 | 前回 | ||||
| 得票数 | 得票率(%) | 得票数 | 得票率(%) | ||
| 日本共産党 | 194,218 | 4.83 | 7.08 | ||
| 自由民主党 | 949,883 | 23.61 | 16.83 | ||
| 日本維新の会 | 1,301,168 | 32.34 | 30.68 | ||
| 中道改革連合 | 535,117 | 13.3 | 公明 | 12.74 | |
| 立民 | 9.97 | ||||
| 国民民主党 | 250,773 | 6.23 | 7.96 | ||
| 社会民主党 | 28,335 | 0.7 | 1.03 | ||
| れいわ新選組 | 102,839 | 2.56 | 6.39 | ||
| 参政党 | 270,778 | 6.73 | 3.96 | ||
| 日本保守党 | 118,838 | 2.95 | 3.36 | ||
| チームみらい | 225,477 | 5.6 | ― | ||
| 減税日本・ゆうこく連合 | 45,689 | 1.14 | ― | ||
(大阪民主新報、2026年2月15日号より)