おおさかナウ

2019年09月30日

松井・吉村「汚染水を大阪湾に放出」発言
各団体から抗議相次ぐ

 松井一郎大阪市長と吉村洋文府知事が、東京電力福島第1原発の放射性物質を含む処理水の海洋放出を大阪湾で受け入れる可能性を表明した問題で、府内各団体が抗議、発言の撤回を求めています。

断固反対 発言撤回を
府漁連〝影響計り知れない〟

 大阪府漁業協同組合連合会は18日、岡修会長名で「汚染水の海洋放出受け入れ発言にかかる緊急抗議」を松井市長、吉村知事宛てに行いました。
 抗議文では、両氏の発言は「絶対に許されない」とし、「大阪の漁業者を代表して、断固反対するとともに、撤回を求める」と表明、「国内外での風評被害の広がりなど、大阪のみならず兵庫も含めた大阪湾、瀬戸内海での漁業の将来に与える影響は計り知れない」と指摘しています。

漁業者に冷や水を浴びせる発言

 大阪湾が、温暖化による海水温の上昇にする影響、長期化する貝毒の発生など「現状でも様々な課題を抱えている」中で、漁業者は、「懸命の努力を行っている」と述べた上で、「頑張っている漁業者に冷や水を浴びせるような」今回の発言は、「仮定の上の見解であったとしても、決して許されるものではない」と批判。「大阪市長・知事個人にとどまらず、大阪府・市に対する信頼関係を崩壊させかねない深刻な事態」だとし、発言の撤回と、漁業者、市民・府民の理解を得られない汚染水の海洋放出は絶対に行わないよう強く求めています。

大阪母連

 大阪母親大会は24日、松永律会長名で、松井大阪市長、吉村知事それぞれに、抗議、撤回を求める文書を送りました。
 抗議文では、「無責任な発言に抗議する」と表明。①処理水とはいえ、実際は放射能で汚染された水である、②大阪湾は近隣県ともつながっており、独断的な発言は許されない、③市長独断での先行発言は、市民・府民の健康を第一に考えるべき市長としての資格が問われる、④汚染水が安全だというなら、福島の海にも流せるはず、だとして、発言を撤回、市民・府民への謝罪を求めています。

保険医協会

 大阪保険医協会反核平和委員会は24日、武田勝文委員長名で抗議談話を発表。「松井一郎市長、吉村洋文知事の福島県民に寄り添わない姿勢、科学的根拠もなく汚染水の処理について行われている真摯な議論に水をさす無責任な発言に抗議すると共に、両氏に発言・方針の撤回を求める」としています。

(大阪民主新報、2019年9月29日号より)

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