おおさかナウ

2019年09月01日

交野市議選9月1日告示
共産3氏が全力

 交野市議選が9月1日告示、8日投開票されます。同市議選で日本共産党は、さらがいふみ候補(46)、藤田まり候補(34)と、新人の北尾まなぶ候補(49)が現有3議席の確保を目指しています。定数15に20人が立候補するとみられ、有力政党が議席増を狙うかつてない大激戦となる見通しです。「市民の声を市政に届け、暮らしを守るため、共産党の3議席がどうしても必要だ」と、日本共産党の3氏は市内を駆け巡っています。

発言回数断トツ、子育て・防災で豊かな実績
暮らし守る共産党の3議席必ず

 日本共産党交野市議団は議会での発言回数が3167回と、2位の維新1104回を引き離し、断トツです。この4年間で、学校の音楽室など特別教室へのエアコン設置や、トイレの洋式化率を23%から56%へと2倍以上にし、35人以下学級を小学6年生までに拡充。保育料の第3子以降の無料化などを実現しました。
 放課後児童会(学童保育)の施設を増やし、夏休みなど長期休暇中の開設時間を早め、働く親を支える施策を進めました。
 災害時に避難所となる学校施設に、段ボールベッドやウォシュレットトイレを導入。木造住宅の耐震化改修工事への補助金を増額させました。
 今回の市議選で3氏は、国民健康保険(国保)料の1人当たり年間2万円引き下げや、認可保育園を100人分増設して、保育園に入れない待機児童をなくすことを訴え。学校や保育所の給食を無償化し、子ども医療費助成の対象を18歳までへと広げることを提案しています。
 障害者や高齢者の足となる地域循環バスの廃止方針をやめて拡充を目指し、民間バス路線を守るよう市に求めています。
 市では小学校2校と中学校1校を統廃合して小中一貫校を作る計画が持ち上がっています。また現在の市庁舎の耐震改修を検討もせずに、移転・新庁舎建設ありきで計画を進めています。共産党市議団は計画の見直しと市民的議論を求めています。

新しい政治へ共産党躍進を
党と後援会の集いに200人余
山下副委員長招き

 8月20日には同党の山下芳生参院議員を迎えた党と後援会の集いに200人以上が参加しました。市議団の豊富な実績を紹介した山下氏は、改憲を目指す安倍政権を退陣させて希望の持てる新しい政治の扉を開くためにも、市議選での共産党の躍進をと訴えました。

市民の声を市政に届けたい

 北尾氏は「街を駆け巡り3千人以上の声を聞いた。仕事を掛け持つシングルマザーの涙を見た。保育料が無料になっても、保育園に入れなければ意味がないという声も聞いた。市民の声や願いをどうしても市政に届けたい」と力を込めました。

子どもめぐる環境守りたい

 公立保育園の民営化計画の問題に触れた藤田氏は、5年前まで保育園で働いていた自分が頑張らなければと、議会で取り上げるうちに、障害を持つ子の保護者が同党議員団の控え室を訪ねきてて、「同じような子どもたちの行き場がなくなる」と訴えたことを紹介。新園舎が、土砂災害区域に引っかかる池を埋め立てて造る計画だとし、「子どもたちの安全と健やかに育つ環境を守り抜きたい」と訴えました。

高すぎる国保料引き下げを

 さらがい氏は、「食費を削らなければ払えない国保料は引き下げを。滞納者は子どものための学資保険まで差し押さえられている。暮らしを守る3議席を必ず勝ち取るため、全力で頑張る」と決意を述べました。

さらがいふみ候補

さらがいふみ候補

藤田まり候補

藤田まり候補

北尾まなぶ候補

北尾まなぶ候補

(大阪民主新報、2019年9月8日号より)

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