おおさかナウ

2019年02月10日

住民守る「宝の議席」必ず
迫る統一地方選
日本共産党 各地で全力

 統一地方選の前半戦(4月7日投票)が告示される3月29日まで、あと2カ月足らずとなりました。日本共産党は必ず躍進を勝ち取ろうと、3月1日を投票日に見立てた「必勝作戦」に取り組み、各地で全力を挙げています。

安倍政治・維新と対決 なくてはならない議席 高槻市
宮原府議団長勝利へ山下副委員長が応援

被災者支援で政府を動かし

「宝の議席必ず」と、宮原たけし府議団長と共に訴える山下よしき副委員長=3日、高槻市内

「宝の議席必ず」と、宮原たけし府議団長と共に訴える山下よしき副委員長=3日、高槻市内

 日本共産党副委員長の山下よしき参院議員は3日、高槻市内で宮原たけし府議団長ととともに街頭演説しました。山下氏は宮原氏の実績や政治家像を紹介し、「府民・市民にとってなくてはならない“宝の議席”」と強調。「何としても府議選で引き続き押し上げてほしい」と訴えました。

 大阪北部地震と台風21号で大きな被害を受けた高槻市と島本町。山下氏は宮原氏がブロック塀の倒壊で女児が犠牲になった現場にすぐ駆け付けて以来、4度にわたる政府交渉を重ね、小中学校のブロック塀の撤去への国の補助、屋根に残る壊れた瓦の処理への公的補助を実現したとし、「被災者支援のために政府も動かした政治家」と語りました。

カジノよりも福祉や教育を

 さらに宮原氏が「安倍政治ノー」の共同に真剣に取り組み、市民と野党の共闘の要の役割を果たしていると紹介。党府議団長として、福祉を削り、カジノ誘致に熱中する維新府政と正面から対決してきた政治家だとし、「高槻・島本の住民のために一生懸命に働いてきた宮原さん。カジノより福祉、教育、中小企業を大切にする府政に変えるためにも、必ず議席を守り抜こう」と訴えました。

 山下氏は5野党・1会派が、参院選で全国32の1人区での候補者一本化で合意したと報告。市民と野党の共闘の勝利、比例での日本共産党の躍進、大阪選挙区(定数4)でのたつみコ―タロー議員の再選で、「安倍政権と補完勢力の維新を少数に追い込み、国民が主人公の新しい政治に道を開く選挙にしたい」と語りました。

選挙戦必勝へ志位氏が来援

 府議選の高槻市・島本町区(定数4)は、宮原氏のほか維新現職と公明党現職、自民党新人、立憲民主党新人が立候補を表明しており、激戦です。日本共産党高槻島本地区委員会は宮原氏の必勝と、高槻市議選での中村れい子、宮本雄一郎、きよた純子、出町ゆかりの4現職の全員当選へ全力。2月24日(日)午後3時半から、高槻現代劇場で志位和夫委員長を迎えた大演説会を開きます。

維新・公明に負けない
すでに一票を争う激戦 此花区
せと大阪市議団長が「つどい」で訴え

「つどい」重ね 対話を広げて

日本共産党梅香支部の「つどい」で訴える、せと一正大阪市議団長=2日、大阪市此花区内

日本共産党梅香支部の「つどい」で訴える、せと一正大阪市議団長=2日、大阪市此花区内

 大阪市此花区(定数2)では、7期目を目指す日本共産党のせと一正大阪市議団長のほか、維新現職と公明党新人の3氏の争いになる見通しです。

 せと氏は8年前に定数削減の中で議席を失いましたが、前回は公明党現職に170票差で競り勝ち奪還。公明党は道府県議選・政令市議選で唯一落選者を出したのが此花区だけに、今回は他府県からの運動員も動員し、議席獲得に躍起になるなど、維新も含めてすでに大激戦になっています。

 「維新にも公明にも打ち勝とう」と、日本共産党支部と後援会は昨年秋から後援会員・支持者に総当たりする「選挙型の活動」に入っています。2月23日午後2時から此花区民ホールに山下よしき副委員長・参院議員とたつみコ―タロー参院議員を迎えて開く大演説会に向け、毎週、区内各地で、せと氏を囲む「つどい」を開催しています。

党派を超えて願いを託して

 「統一地方選と参院選は、皆さんの暮らしがかかった選挙です」――梅香居住支部の「つどい」(2日)で切り出した、せと氏は、消費税に頼らなくても社会保障を充実する日本共産党の政策などを示し、統一地方選で日本共産党が勝利することが安倍政権への痛打になると訴え。大阪市を廃止・分割する「大阪都」構想に終止符を打つためにも、維新を少数に追い込み、高すぎる国民健康保険料や介護保険料を引き下げようと語りました。

 せと氏は、党此花区委員会の「区民アンケート」に、台風21号の災害対応をよそに万博誘致で外遊した松井一郎知事に怒った維新支持者が、「今回は維新を推す気もない。地域に密着した共産党を今後は応援したい」と期待を寄せていることも紹介。23日の演説会には、せと氏の京都大学時代の友人でもある、社民党府連の服部良一代表も応援に駆け付けてくれることも話しながら、「安倍政治ノー、維新政治転換の一点で、党派や立場の願いを超えて願いを託せるのは、せと一正しかいません。選挙は一票を争う激戦。対話と共同を広げて、何としても勝ち抜きたい」と決意を語りました。

 

(大阪民主新報、2019年2月10日号より)

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