おおさかナウ

2018年09月09日

5年で8校を募集停止
府教委会議で計画案
教育条件改善の好機つぶす

 大阪府教育委員会は8月30日の教育委員会会議で、生徒減少を理由に今後5年間、大阪府と大阪市を合わせて新たに高校8校を募集停止する「大阪府立高校・大阪市立高校再編整備計画(2019年度~23年度)」案を公表するとともに、今年度実施校として府立勝山高校と府立桃谷高校Ⅰ・Ⅱ部(大阪市生野区)の統合案を決めました。

今年度は勝山・桃谷が対象

 府教委は2014年度以降、「3年連続定員割れで再編整備」を行うとした府立学校条例に基づいて、池田北、咲洲、西淀川、大正、柏原東、長野北の府立高校6校の募集停止・廃校方針を決定、能勢高校は分校への格下げを強行。大阪市も、南、西、扇町の3高校統廃合と公設民営中高一貫校(水都国際)の開校を決定しています。

 「計画」では、24年度の府・市立高校の総募集定員を4万560人と試算。09年度の4万5千人から4440人減となるため15校程度の募集停止が必要だとし、すでに府立6校、市立1校(2減1増)の廃止方針が決定されていることから、今後「8校程度の募集停止」が必要だとしています。さらに今年度実施校として、「3年連続定員割れ」となっている勝山高校を桃谷高校Ⅰ・Ⅱ部と統合し、2020年度から多部制単位制の新校とするとしています。

 大阪府立高等学校教職員組合(府高教)は、「計画」と両校の統廃合について、「1学級40人、1学年7クラスを不動の前提にしているもの」であり、「他都道府県でも進んでいる35人学級や全国平均である1学年6クラスで計算すれば、学校を減らす必要は全くない」と指摘。「少子化の下でせっかく生まれている教育条件改善のチャンスを自らつぶし、保護者・府民の願いに背を向ける計画は撤回すべき」だとしています。

 日本共産党大阪府委員会文教委員会責任者の小林裕和さんも計画の撤回を求める談話(別項)を発表しました。

 計画案と対象校案は11月の教育委員会会議で最終決定するとしています。

22日に決起集会

 子どもたちの「学ぶ権利」をまもれ!高校つぶし反対!学習決起集会 22日(土)午後1時半、たかつガーデン2階コスモス(近鉄大阪上本町駅・地下鉄谷町九丁目駅下車)。主催=大阪府立高等学校教職員組合。連絡先=06・6768・2106。

(大阪民主新報、2018年9月9日号より)

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