おおさかナウ

2018年08月12日

北原さんが大健闘
大阪市議鶴見区補選 当選は自民・福島氏

 維新議員の辞職に伴う大阪市議鶴見区補欠選挙(被選挙数1)は5日投開票されました。野党共闘の候補としてたたかった日本共産党新人の北原洋子氏(60)は6065票(得票率41・54%)を獲得。17・16%という低投票率の中、昨年10月の総選挙(鶴見区の投票率47・45%)での同党の比例得票3509票を約1・7倍に伸ばして大健闘しましたが、当選は自民党元職の福島真治氏(48)。

 選挙戦は北原氏と福島氏の一騎打ちに。今回の補選では北原氏を、村上史好衆院議員(立憲民主党)、社民党府連の服部良一代表、自由党府連の渡辺義彦代表が支援し、大阪市議選史上初めて「自民対野党共闘」の対決構図になりました。

 通常国会で安倍政権与党と維新が大阪北部地震や西日本豪雨の災害をよそに、国民多数が反対するカジノ実施法などの悪法を強行する中、北原氏は「大阪にカジノはいらない。鶴見区から安倍政権と維新に審判を下し、政治を変えましょう」と強調。全国一高い大阪市の介護保険料の引き下げや、大阪市を廃止・解体する「大阪都」構想ストップなど「7つの約束」を公約に掲げて奮闘しました。

 猛暑の中で奮闘した北原氏は5日夜、大勢判明を受けて同区内の事務所で支援者らにあいさつ。「(結果は)悔しいが、多くの出会いと財産を得たたたかいだった。『7つの約束』の実現へただちに行動したい」と、来年の統一地方選挙での勝利への決意を語りました。

大阪市議鶴見区補選開票結果(被選挙数1―候補者数2)

福島真治48自元8535
 北原洋子60共新6065

(大阪民主新報、2018年8月12日、19日合併号より)

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