おおさかナウ

2018年07月14日

創立96周年 〝日本共産党を丸ごと知って〟
住吉区の清水・遠里小野支部
 「党勢拡大特別月間」に全力

日本共産党清水・遠里小野支部が開いた「集い」にはわたなべ結・府国政対策委員長や井上ひろし大阪市議も参加=8日、大阪市住吉区内

日本共産党清水・遠里小野支部が開いた「集い」にはわたなべ結・府国政対策委員長や井上ひろし大阪市議も参加=8日、大阪市住吉区内

 日本共産党は15日で党創立96周年を迎えます。来年の参院選・統一地方選での躍進を必ず勝ち取るための「党勢拡大特別月間」の取り組みに全力を挙げ、日本共産党の姿を丸ごと有権者に知ってもらおうと「綱領を語り、日本の未来を語り合う集い(集い)」を各地で開いています。大阪市住吉区の清水・遠里小野(おりおの)支部では8日、ことし3回目の「集い」を開催。有権者との対話や結び付きを強めています。

参加者同士が〝同じ目線〟で

 この日のつどいには、わたなべ結・府国政対策委員長(衆院大阪3区候補)と井上ひろし大阪市議も参加。同支部の「集い」は、議員・候補者も参加者と一緒に座って向かい合い、一人一人の前には手書きの名札を置き、みんなが“同じ目線”で語り合うスタイルです。

 同支部が活動するのは住吉区南西部、大和川北岸に接する清水丘と遠里小野地域。6日から7日にかけての雨では被害は出ませんでしたが、2013年9月と17年10月には、台風による大雨で大和川が増水し氾濫の恐れがあることから、流域では避難勧告が発令されています。

 「水害は他人事ではありません」と井上氏。「国交省の堤防強化は50年計画だが、4年間に2度も避難勧告が出ている中で、住民の命を守るために最優先課題にすべき」と力説しました。来年の参院選、自ら4期目の挑戦となる統一地方選で躍進を勝ち取り、安倍政権と補完勢力の維新に審判を下す決意を表明し、「そのためにも強く大きな共産党をつくりたい」と語りました。

カジノは違法な民間賭博場

 わたなべ氏は、大阪北部地震の実態調査や被災者支援で、日本共産党の国会議員団・地方議員、党支部が先頭に立って活動していることを紹介。自民・公明・維新が成立を狙うカジノ実施法案は、「違法な民間賭博を合法化し、日本人のお金を海外のカジノ資本が吸い上げるもの」と批判し、米国言いなり・大企業の利益優先の自民党政治を大本から転換する日本共産党の考えを語りました。

 出席者の約半数が「しんぶん赤旗」読者や、党員のつながりで参加した人たちで、初めて「集い」に来た人も2人。意見交流では「『カジノ』と言うが、要は『ばくち』。ばくちの解禁を議題にすること自体がおかしいし、『ばくち実施法案』を国会で通すのは、犯罪だ」という怒りや、「何十年かぶりでこんな会に参加した。テレビや新聞では分からないことを知ることができて、元気になるし、ためになる」などの声が出ました。

「集い」続けて共産党大きく

 夫と実母と死別し、7年前に高槻市から区内の市営住宅へ転居してきたという女性(81)は、「新しい地域で前向きに暮らすために、外に出るようにしている。皆さんとの出会いを土台に、一日一日を大切に暮らしたい」と感想を語りました。

 清水・遠里小野支部は党勢拡大で前回参院選(2016年)時を回復しています。前回参院選後の入党者が、昨年の衆院選での対話・支持拡大でも力を発揮。衆院選で日本共産党や3区候補のわたなべ氏に期待を寄せた有権者との結び付きをさらに強めようと、昨年1月に第1回の「集い」を開きました。

 「これからも参院比例代表の得票目標にふわさしい『集い』を開いていきたい」と語るのは支部長の立石泰雄さん(78)。「有権者とつながり、語り合うことで、日本共産党のことを知ってもらいたい。入党や『しんぶん赤旗』読者の購読を呼び掛け、党の力をつけて必ず躍進を勝ち取りたい」と話しています。

(大阪民主新報、2018年7月15日号より)

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