おおさかナウ

2018年07月01日

山下よしきの徒然エッセイ
カジノより安全・安心な街づくりを

YAMASHITA山下 6月18日に発生した大阪北部地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。また救援復興活動にあたられている皆様に敬意を表します。

 今回の地震であらためて分かったことが二つあります。一つは、マグニチュード6程度の地震はどこでも発生しうる、発生しないところはないと考えて対応した方がよいということ。もう一つは、にもかかわらず、過去の震災の教訓が生かされていないということです。

 高槻市で小学校プールのブロック塀が倒壊し、下敷きになった女児が亡くなるという痛ましい事故が起こりました。私も事故当日、現場に駆け付けましたが胸がつぶれる思いでした。ブロック塀が地震に弱いことは、40年前の宮城県沖地震で明らかとなり、建築基準法施行令が大幅に改正されました。いまだに対策が打たれてなかったのは明らかな人災です。

 ブロック塀だけではありません。水道管の被害、エレベーターでの閉じ込め、天井や吊り看板の落下、割れたガラスの飛散、病院はじめ拠点施設のライフライン障害など、今回の地震によって起こった問題は、これまで震災のたびに指摘されてきたことばかりです。

 政治のあり方が問われています。大阪は水道管の老朽化が全国ワースト1位です。それぞれの街で、住民と一緒に通学路や避難路の危険をチェックする運動にとりくみながら、「カジノより、安全・安心な街づくりを重点に」など、政治の転換を求めることが必要ではないでしょうか。(やました・よしき 日本共産党参院議員 毎月第1週に掲載)

(大阪民主新報、2018年7月1日号より)

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