おおさかナウ

2018年06月22日

「カジノ実施法案」廃案へ、日本共産党のアピールを力に、共同の力、草の根の力で自民、公明、維新を追い詰めよう

「カジノ実施法案」廃案へ、日本共産党のアピールを力に、共同の力、草の根の力で自民、公明、維新を追い詰めよう

日本共産党大阪府委員会副委員長 中村正男

なぜよびかけをだしたか

日本共産党大阪府常任委員会は6月13日、「『カジノ実施法案は廃案に』――大阪から大きな声を」というアピール(別項)をだしました。
安倍政権は国会会期を延長してでも、「カジノ実施法案」をゴリ押ししようとしています。この法案を廃案へという一点で広く共同をよびかけるとともに、国会論戦とともに、大阪の草の根からの活動で党が先頭にたち、この黒い野望を打ち砕こうと提起したものです。
翌14日にはこれを手に辰巳孝太郎参議院議員らといっしょに大阪弁護士会を訪ね、大阪の野党各党にも「カジノ問題で共同を」とよびかけています。
「明るい民主大阪府政をつくる会」「大阪市をよくする会」は「人の不幸を踏み台にするカジノはあかん!」と独自の機関紙を発行しています。「カジノ問題を考える大阪ネットワーク」をはじめ市民団体も署名活動やシンポジウム、集会、パレードなどを展開しています。

「実施法案」の重大な中身を語り広げて
アピールは第2章で、「カジノ実施法案」のひどい内容をうきぼりにしています。「世界一の規制基準」が聞いてあきれる緩い基準、カジノ場面積の上限は法案から削除、カジノ業者が顧客に金を貸せるという前代未聞の条項、「マネーロンダリング」も「暴力団関与」もシャットアウトする保障がないこと、「カジノ管理委員会」にカジノ業者が加われる――などです。6月9日に開いた「緊急国会報告会」では専門家やギャンブル被害者を家族にもつ方の発言を含め、こうした問題が多角的に掘り下げられました。アピールでは、これらすべてがアメリカのカジノ大手資本の注文通りになっていることを指摘しました。
一つだけ補足すると、私も昨年、韓国の江原(カンウォン)ランドを訪ね、「賭博中毒センター」の方々と懇談しました。ここでは周辺の4つの村の住民がカジノに吸い寄せられ、いっぺんに「賭博中毒」が増え、「カジノ難民」が現れたことから、いまは「月に1度」の入場規制がかかっています。現地の方々は「ソウルから200kmの地でこうです。大阪のような大都市につくったらたいへんなことになる」と口をそろえて語りました。「カジノ実施法案」の「7日間に3日」など、ギャンブル依存症への歯止めを初めから外すようなものです。
いまでも世論は「カジノ実施」に反対する声が6-7割に達します。安倍政権与党は「IR(統合リゾート施設)はカジノだけではない」とか、「カジノ面積は数%」などとごまかします。逆に言えば、大きな弱点が浮き彫りです。「IR」とは「カジノ」のことであり、今度の「実施法案」はアメリカのカジノ資本いいなりに国民の不幸を食い物にしようとするものだと語り広げるなら、法案を葬ることは可能です。

大阪の大きな役割

「カジノ実施法案」を打ち破るうえで、大阪の役割は重要です。
何よりも大阪の維新は府市IR推進局を設置し、「カジノ実施」「大阪誘致」へ躍起です。しかし、それは次の点で、彼らの本性をうきぼりにするものです。①「改憲」「森友隠し」とともに、「カジノ」で安倍政権・維新の一蓮托生ぶりをきわだたせています。②かつて橋下徹氏は「カジノは『大阪都』の試金石」と叫びました。大阪市を潰し、「一人の指揮官」になればやりたい放題できる。そのターゲットがカジノでした。③維新の「成長戦略」とは「カジノ」、つまり府民の不幸の上にしかなりたたないものです。
まだ維新に幻想をもつ多くの方にも、今回の「カジノ」問題で示される彼らの本性を知らせ、維新にとって致命傷になるところまで追いつめましょう。
また今回のカジノ実施法案を所管するIR担当大臣は公明党の石井氏です。その公明党にあって、最初にこの法案を了承したのは公明党内閣部会長である佐藤茂樹大阪府本部長です。佐藤氏は「カジノ推進法」の際に、大阪3区のわたなべ結さんが「公開討論」をよびかけましたが、ダンマリでした。今回も彼らは「なぜカジノ実施法案なのか」を大阪でも府民の前に正面から語れません。
自民党を含め、「賭博推進政党」の公明、維新の国会議員、地方議員、候補者にも、「なぜ府民の不幸を生むカジノ実施法案に賛成するのか」を問おうではありませんか。

広く各層への申し入れ、対話、懇談を

アピールでは、「広く野党各党、労働組合、女性団体、教育関係者、市民団体、中小企業、商店会、自治会、文化芸術団体、学者・弁護士、宗教者などによびかけ、懇談をすすめていきましょう」と訴えています。アピールの別刷りもそれにふさわしい規模で各地区委員会にも届けています。署名やビラも広く活用していきましょう。

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