おおさかナウ

2017年09月17日

子育て日本一・シニアに優しく
前進さらに 竹山市長が訴え
政令市の権限生かした施策さらに

 24日投票の堺市長選で、3選を目指す現職の竹山おさみ氏(67)は、2期8年の取り組みの成果をさらに前に進める「マニフェスト(選挙公約)」を示し、政令指定都市の権限と財源を生かして、子どもからお年寄りまで市民誰もが安心して住み続けられる堺市にしたいと訴えています。

竹山さんの3選で18歳医療費助成、第2子保育料無償化などをアピールする市民ら=9日、堺市堺区内

竹山さんの3選で18歳医療費助成、第2子保育料無償化などをアピールする市民ら=9日、堺市堺区内

堺市長選24日投票

2年連続で関西1位に

 子育て分野では、第3子以降の保育料無償化(幼稚園利用者も対象)、中学3年生まで入院・通院費を助成するワンコイン医療の拡充や、最大457人だった待機児童を31人に減らすなどの取り組みを進め、「共働き子育てしやすい街ランキング」(「日経デュアル」)で、2015年と16年度の2年連続関西1位と評価されました。

国保料値下げ8年連続

 また高齢者向け施策では、独り暮らし高齢者への訪問見守りや、1乗車100円のおでかけ応援バスをすべての曜日で利用可能に拡充し、国民健康保険料は就任以降8年連続で引き下げ、1万6千円の負担軽減を行い、「シニアにやさしいまちランキング」(「日経グローカル」)は府内自治体で1位となっています。

 「10円でも安いお店を探して買い物しています。だからこそ国民保険料引き下げのありがたさを実感しています」。堺市北区の女性(73)は減額が続く年金に貯金を取り崩しながらの生活。毎年初夏に届く保険料額の通知書を保管していますが、今年度の保険料額も安くなっているのを確認して、「良かった」と安心したと言います。

 「今後も収入が増えることはないですから、保険料の引き下げは、私にとってはとても大きな問題です。1番身近な行政である堺市に生活を応援していただいているように感じます」

きめ細かい子育て支援

 「市内7区に広がる『子育てひろば』や赤ちゃん訪問事業、病児保育の充実、第3子の保育料無償化など、堺市はきめ細く子育て支援策を充実させてきたと思います」。こう語るのは、年間1500組の親子が利用する「おうちCafeモモの木」(堺市北区)の代表、横尾祐子さん(40)。11歳、8歳、5歳の子どもを育てる自らの経験から、「母親同士が自然につながり、子育ての喜びや悩みを共有し合える場に」と4年前にカフェを開設。親子ヨガや絵本の読み聞かせなど10種以上の教室も開講し、母親たちのあふれる願いを市政に届けようと、竹山市長を迎えた集いも開きました。

〝聞く耳〟を持つ堺市政

 「堺市が進める『「子育てひろば』などで、世代を超えた市民が子育て支援に関わり始めています。みんなの力で子どもを守り育てる土台になると実感しています」と横尾さん。「竹山市政には、私たち市民の声を聞く“耳”を持っていると感じます。市民みんなが力を合わせて“子育て日本一のまち堺”の目標を実現したいと思います」

3選で〝子育て日本一〟に

保育料無償化・高卒まで医療費助成

4人を子育て中 山部さん夫妻

山部さん一家=9日、堺市西区内

山部さん一家=9日、堺市西区内

 「子育て日本一」を目指す竹山市政に、子育て世代の期待が広がっています。

 堺市西区上野芝町に住む山部聡(そう)さん(35)、和佳子さん(38)夫妻は、市内の市立保育園でそれぞれ保育士、調理師として働きながら、11歳から7カ月までの4人の子を育てています。

 結婚後、堺市で暮らし始め、2006年、長男が誕生。保育園に通い始めると、1人分の給料の4分の1が保育料に消えました。09年、長女、11年に次男が生まれ、保育料は最大月6万5千円に。堺市には多子世帯減免制度があり第1子が就学前に限り、第2子の保育料が半額、第3子が無償になりましたが、長男・長女が小学校に上がると、次男は対象外になりました。

 そんな中、竹山市政が今年4月から市独自に第3子以降の保育料を、年齢・所得制限を設けず無償化したことで、年長クラスの次男の月2万8千円が無償に。さらに堺市長選で竹山市長が掲げている第2子以降の保育料完全無償化が実現すれば、来年から入園する予定の三男は無料になります。

 「4月からの第3子以降の無償化で助かっているし、竹山さんのマニフェストで第2子以降完全無償化というのを見て、竹山市政の本気度を感じて、堺市は期待できる、よっしゃと思いました」と夫妻は言います。

 子どもの医療費助成(ワンコイン医療費)についても、「せきや鼻水が出たらすぐに病院に行って風邪をこじらせないようにできるし、保育園の職員の立場からも、調子悪そうやから病院に連れて行ってあげてと保護者に言いやすい」と和佳子さん。中学卒業までの助成を竹山市長が高卒まで拡充すると公約していることについても、「子育て日本一の堺市が本当に見えてきた」と話します。

 聡さんは言います。

 「維新候補も子育て施策を言っていますが、維新市政の大阪市は、橋下市長時代に1歳児の保育士配置基準を5対1から6対1に変え、面積基準も0歳児は2倍も入れられるように緩和、子どもたちを詰め込んできました。堺市では、1歳も市独自に5対1にしながら、新しい認可園も小規模園も保育士の資格を持っていないといけないようにしています。どちらが保育の質や子どもや親のことを本当に考えてくれているか一目瞭然。子育て日本一は、竹山市政でこそ実現できると思います」

子育て環境の充実実感
2人を子育て中 塩野直美さん(35)

しおのminpou 8年前に堺市に引っ越し、子どもを保育園に預けながら働き続けてきました。フルタイムで働きながらの子育ては想像以上に大変ですが、堺市の子育て環境が少しずつ充実していることを実感しています。

 病児保育は市内2カ所しかない時期もあり、どうしても仕事を休めず、困る日もありました。現在病児保育を行う施設も増えて、利用しやすくなっています。

 第3子の保育料無償化など子育て環境が良くなっていると感じるし、竹山市長が公約に掲げる第2子の保育料無償化も実現してほしいと願っています。

 今年から上の子が小学生になり、学校ではさらに少人数学級を進めてほしい。のびのびルーム(学童保育)の充実にも力を入れてほしいと期待しています。

 市長選で維新の候補が堺は停滞と言っていますが、そんなことはありません。文化予算を無駄と削る大阪市の維新政治では、子どもたちの豊かな心が育つのかなと疑問に感じました。

 都構想で堺を分断するのではなく、豊かな自然、歴史や伝統が息づく魅力を生かして、堺をさらに発展させてほしいと願っています。市民が暮らしやすい堺市の実現のため、竹山市長を応援しています。



(大阪民主新報、2017年9月17日付より)

 

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