おおさかナウ

2017年03月05日

稲田防衛相は辞めろ
南スーダンから撤退を
市民有志が街頭宣伝

稲田大臣辞めろとアピールする街頭宣伝=2月24日、大阪市北区内

稲田大臣辞めろとアピールする街頭宣伝=2月24日、大阪市北区内

 南スーダンPKOで派遣された自衛隊部隊の撤収と稲田朋美防衛相の辞任を求める緊急の街頭宣伝が2月24日、大阪市北区の大阪駅前で行われ、約100人が訴えに足を止めて耳を傾けました。

 市民有志が呼び掛けたもので学生やママたちがマイクを握ってスピーチ。内戦状態の南スーダンに派兵されている陸上自衛隊が報告した「戦闘」の記述を「武力衝突」と言い張るなど憲法無視の稲田朋美防衛相の国会答弁を批判。「南スーダンは内戦状態で、PKO五原則は崩壊している」、「『戦闘』を『衝突』と言い換えるのは許されない。憲法9条に違反する自衛隊派兵は許されない」とアピールしました。

 日本共産党の清水忠史衆院議員と民進党の辻元清美衆院議員が駆け付けて演説。南スーダンPKOをめぐる問題や、共謀罪の問題など焦点の国会論戦を報告しました。内戦状態にある南スーダンの実態を国民に隠し続けた稲田氏は、閣僚としての資質にも欠けると厳しく批判。「自衛隊員の命を危険にさらす稲田防衛相は辞任しかない」と訴えました。

 両議員は、豊中市の学校法人「森友学園」に国有地が格安で払い下げられた問題にも言及。教育勅語を子どもに教える森友学園の教育理念や、建設中の小学校の名誉校長に首相夫人、安倍昭恵氏が就いていた問題を告発。徹底的に追及していくと述べました。


(大阪民主新報、2017年3月5日付より)

 

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