おおさかナウ

2016年11月13日

大門実紀史の国会レポート
TPP「幻想」に騙されるな

%e5%a4%a7%e9%96%80%e5%8f%82%e9%99%a2%e8%ad%b0%e5%93%a1minpou TPP(環太平洋経済連携協定)は国民の雇用や賃金を抑え込み、日本の農業を崩壊させ、食の安全、医療、クスリと薬価、公正取引など国民の暮らしに被害を及ぼす重大問題です。日本共産党国会議員団は与党の暴挙を許さず、徹底審議で問題点を明らかにし、廃案に追い込むため全力を尽くします。

 日本のTPP参加はもともとアメリカの要請に応えて進めてきたものですが、そのアメリカで、TPPは多国籍企業の利益が優先され雇用が奪われて貧困と格差を広げるという批判が高まり、大統領候補のクリントン氏もトランプ氏もTPP反対を表明し、どちらが大統領になっても、TPP協定が現在の中身のままアメリカ議会で批准される可能性は少ないといわれています。

 アメリカがそんな事態に陥っているのに、なぜ安倍政権はTPP法案の採決を急ぐのでしょうか。安倍さんの心中を推測すると次のようなことではないか。「アベノミクスも評判がわるくなってきて賞味期限切れが近い。このまま支持率が下がり総選挙で負ければ憲法改正(改悪)が出来ない。ここはTPPで経済・くらしがバラ色になるとぶちあげ、支持をつなぎとめるしかない。そのためには総選挙前にTPP法案を成立させておく必要がある」

 アメリカ国民もTPPが国民に不幸をもたらすものだと気づいているのに、日本の国民だけは騙せるとでも思っているのでしょうか。参議院では安倍政権がふりまいているTPP「幻想」を打ち砕く論戦を展開したいと思っています。(だいもん・みきし 参院議員 第2週掲載)

(大阪民主新報、2016年11月13日付より)

 

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