おおさかナウ

2016年07月17日

〝今後に生きる共同の財産〟
参院選結果受け山口府委員長

 

支持者らを前に選挙戦を振り返る渡部氏=10日夜、大阪市中央区内

支持者らを前に選挙戦を振り返る渡部氏=10日夜、大阪市中央区内

 参院選開票日の10日、大阪市中央区にある日本共産党の渡部結氏の選挙事務所では、渡部氏の落選が報じられると、集まった支持者の中からためいきがもれました。
 山口勝利府委員長は、「残念な結果」だと述べるとともに「渡部結さんという素晴らしい候補者を先頭にたたかえたことは、大変うれしい」とし、「党員や後援会員の皆さんの奮闘とともに、多くの団体個人の皆さんから絶大なる支援をいただいた。大阪での共同は今後に生きる大きな力になる。渡部さんへの期待には、憲法を守ってほしい、府民の暮らしを立て直してほしい、野党共闘を発展させてほしいなど、たくさんの思いが詰まっていると思う。これは新たなたたかいを進めていく大きな力になる」と語りました。

 渡部氏は、「悔しい。それに尽きる」と述べながらも、多くの政党や立場を超えた市民とともに、野党共闘、市民との共同でたたかってきた財産は今後に生きるとし、「そういうたたかいの中で候補者として先頭に立ってやらせていただいたことは本当に誇りある役割だった」とした上で、「たたかいは続く。皆さんと一緒にあきらめずこれからも声を上げていきたい。公約や提言実現に力を尽くしたい」と述べ、拍手に包まれました。

 大阪市の「住民投票」やダブル選挙などで、反維新で共にたたかってき落語家の笑福亭竹林さんも駆け付け、「市民の代表として先頭に立ってたたかってくれた結ちゃん、ありがとうございました」と語りました。
 介護関連会社で働く男性(41)は、「一昨年の衆院選の時、共産党に投票し、今回初めて選挙運動にも参加しました。渡部さんの若者提言や女性提言は、ちゃんと実態に基づいて出されたもので、他の党の政策とは全然違った。選挙中、日本共産党に入党した。これからも頑張りたい」と話していました。


(大阪民主新報、2016年7月17日付より)

 

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