おおさかナウ

2025年10月18日

堀川あきこのつれづれエッセイ
ジェノサイド容認ノーの声さらに

堀川あきこ氏

 京都で続けてきたガザアクションが2年を迎えました。10月11日のアクションには、お子さんも含めると総勢16人の方がSNSをみて集まってくれました。参議院選挙で新たにサポーターとして仲間になった方が、毎回スピーチをブラッシュアップして参加してくれるようになったり、保育士の方が職場の仲間に声をかけてきてくれたり、小さな感動が毎回嬉しいです。
 世界中で声が上がるなか、停戦合意が成立。薄氷の合意と言われますが、確実な履行が求められます。恒久的な停戦とともに2国家解決が焦眉の課題。パレスチナの国家承認が相次いで表明されていますが、日本は承認を見送り。人道外交議連の会合で、外務省は何が承認の課題なのかと尋ねられても、石破首相、岩屋外務大臣の言葉を繰り返すだけ。ジェノサイドを容認するな、この世論を広げていきたい。
 カナダから日本に観光に来た2人組がガザアクションのメッセージの呼びかけにこたえてくれました。「カナダで私たちもやってるの」と。
 カナダがパレスチナの国家承認をしたことについて聞いてみると「そうね。でも一つの過程にすぎないわ。もっと前に進めなくちゃ。それをいま求めているの」と複雑そうな表情で話していました。お互いのアクションにエールを送り合ってお別れ。
 この2年で、やっとだけど、国際社会は少し動き出しました。このアクションが少しは世論に貢献していると信じてこれからも続けていきます。(ほりかわ・あきこ 日本共産党衆院議員 次回は11月23日号に掲載)

(大阪民主新報、2025年10月19日号より)

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