おおさかナウ

2016年03月06日

大阪の都市農業守れ
わたなべ結候補 中谷JA大阪中央会会長と懇談
TPP大筋合意〝だまされた思い〟

JA大阪中央会の中谷清会長を表敬訪問し、握手を交わすわたなべ結候補=2月29日、富田林市内

JA大阪中央会の中谷清会長を表敬訪問し、握手を交わすわたなべ結候補=2月29日、富田林市内

 日本共産党のわたなべ結参院大阪選挙区候補は2月29日、昨年JA大阪中央会会長に就任した中谷清氏を富田林市内のJA大阪南に表敬訪問し、環太平洋連携協定(TTP)や大阪の都市農業を守る問題などで意見交換しました。

 中谷氏はTPPの「大筋合意」について、「だまされた思い。府内農業をどんな形で持続させることができるか、それだけが気になる。国が言うような『大規模農業』ではないが、大阪の食料供給基地になっている都市農業を大事にしてほしい」と強調。再生産や後継者育成には、農業従事者への所得補償が重要だと指摘しました。
 わたなべ氏は父方の祖父が愛媛県で農業に従事していたことにも触れながら、「地産地消や安全・安心な食材には、私と同年代の女性も注目しています。競争で伸びる分野もありますが、食の安全や農業・国土など守らなければならないものは、行政の中に位置付けなければ」と応じると、「そうです」と中谷氏。
 わたなべ氏は「参院大阪選挙区の議席は、大阪の声をストレートに取り上げることができ、すごく大事です。全力で頑張ります」と語りました。
 また中谷氏は、5年前の東日本大震災で津波被害に襲われた岩手県大槌町で、がれきの間で実った稲の種もみを富田林市内の水田で栽培し、同町に贈る「奇跡の復興米」の取り組みも紹介しました。
 わたなべ氏は3月18日に志位和夫委員長を迎えて開く演説会も案内。同党の奥田良久富田林市議(同市議会議長)と中野敏府常任委員が同席しました。

(大阪民主新報、2016年3月6日付より)

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