おおさかナウ

2024年02月10日

青年に未来を、展望を
政治変革の思い 大きなうねりに
民青同盟府代表者会議 拡大飛躍へ全力

 第70回民青同盟大阪府代表者会議が4日、大阪市内で開かれ、年間200人以上の新しい仲間を迎える目標と活動計画を決め、新役員を選出しました。園部真拓府委員長は、「すべての班、地域が実践に踏み出せば達成可能な目標だ」と語り、〝班を主人公〟に学習と要求運動を広げ、民青同盟の拡大飛躍へ全力を尽くす決意を表明。「青年の願いをないがしろにする今の政治に未来はない。岸田政権と維新政治による困難の中にある大阪でこそ、青年の中に展望を届ける役割を発揮しよう」と呼び掛けました。

民青同盟のかけがえのない魅力と活動が交流された代表者会議=4日、大阪市内

園部真拓委員長が報告

 大阪決議案の報告で園部委員長は、2年連続で3桁を超える仲間を迎えた府同盟の活動と到達点に確信を持ち、「情勢にふさわしい組織的飛躍を、班と機関が力を合わせてつくりだそう」と述べ、「(日本政治の)『2つの異常』(アメリカ言いなり、大企業優遇)を乗り越える民青の方向こそ、青年に展望を示すことができる。週1回班会を開き、学習を基礎に原則的な同盟活動を進めよう」と提起しました。
 園部委員長は、同盟員と機関役員が力を合わせ知恵を出し合い、実践を積み重ねたことが成長につながってきたと強調し、「方針通りに実践すれば、誰でもどこでも同盟員を迎えられる。民青の魅力を紹介する『加盟呼び掛け文』を一緒に読み、粘り強く加盟を訴えよう。青年の中に広がる政治的模索を、新しい政治を切り開くうねりに変化させるため、強く大きな府同盟を実現しよう」と語り掛けました。

青年の共感 ひしひしと

 討論では、仲間増やしの経験が生き生きと交流されました。
 「平和の問題など社会との関わりで学びを深めたいと加盟した。民青に出会って本当に良かった」と発言した学生同盟員は、現在班長として自ら積極的に学び、要求実現や街頭行動の先頭に立っているとし、「〝班が主人公〟の活動を進め、30人の年間目標を掲げて新歓成功へ頑張ります」と語りました。

政治社会の真実学べる

 大阪北部で活動する同盟員は、科学的社会主義を学ぶ連続10回の学習会や、フードバンクを21回実施し、計862人が参加したことを発言。府委員会の援助も受けて毎週街頭に立って対話してきたとし、「街頭で青年と加盟呼び掛け文を読み、政治の矛盾や社会を変える展望を学んでつかもうと訴えたら、〝もうめちゃめちゃ一緒にやりたく思っています〟と答えてくれた」と語り、今後も学習やフィールドワークを企画し、青年の模索に応える民青を目指したいと発言しました。
 昨年7月に加盟した同盟員は、「差別や偏見のない平和な社会を実現するために、政治の責任が問われている」と語り、LGBT(性的マイノリティー)の人たちに対する「生産性がない」などの発言を批判。「政治や社会の真実を学べる民青の活動に強く共感している。誰もが主人公になれるジェンダー平等社会の実現へ、みんなと学び行動していきたい」と語りました。

自己責任を乗り越えて

 教員の同盟員は、修学旅行費を支払えない家庭や、お風呂に入れずぬれタオルをレンジで温めて体を拭く生徒がいることを紹介し、格差と貧困の広がりが、生徒の暮らしと学びの障害になっていると告発。高すぎる学費や奨学金問題にも触れ、「科学的社会主義と日本共産党の綱領を学ぶ民青の役割が高まっている。自己責任論を乗り越え、政治と社会を変える展望をつかめる学習を広げていきたい」と語りました。
 日本共産党大阪府委員会の今泉和幸青年学生部長が、第29回党大会の核心点を講演し、3つの角度で発展させられた自由論を紹介。「民青同盟の大きな魅力の一つが、日本共産党綱領と科学的社会主義を学ぶこと。学習セミナーで科学的社会主義や古典に挑戦し、〝社会は変わる、変えられる〟という希望を学ぼう。新たな前進を開始した民青同盟と一緒に次の100年をつくるため、日本共産党も全力で奮闘する」と語りました。
 選出された新役員のうち2役は次の通り(敬称略)。委員長=園部真拓▽副委員長=近田靖幸(共に再任)。

(大阪民主新報、2024年2月11日号より)

 

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