おおさかナウ

2023年09月16日

8中総「特別決議」と府・地区「5カ年計画」で
青年学生分野の前進に総力を

 青年学生分野の前進を目指す活動について、日本共産党大阪府委員会青年学生部長の今泉和幸さんからの寄稿文を紹介します。

日本共産党大阪府委員会青年学生部長 今泉和幸

 第8回中央委員会総会(8中総)で採択された特別決議「5年間で『数万の民青』『1万の青年・学生党員』実現へ党の総力をあげよう」の討議・具体化が、各地ではじまっています。決議冒頭の「若い世代に私たちの事業を継承したい」というよびかけが、全党のみなさんの思いと重なりあい、世代的継承の意欲が引き出されています。大阪府委員会は、第12回府委員会総会(8月4日)で、府「5カ年計画」を確認し、実践にふみだしています。

「5カ年計画」でそれぞれの党組織が本気に

今泉和幸さん

 採択された府委員会の「5カ年計画」では、大阪150万青年に希望と展望を届ける一歩として、5年間で「数千の民青、1千の青年学生党員」をめざすことを決めました。そして、すべての民青同盟員が生き生きと活動するためにも、学び成長できる班をたくさん作ること、班活動を援助する民青地区委員会の再建・強化をめざすことをよびかけました。また、青年・学生党員の活動の中心を学習におき、民青の前進の先頭にたつこと、民青を支える党員を思いきって増やすことを決めました。とりわけ、大学や専門学校など、学生分野での党建設に力をつくすことも確認しました。
 8月以降、各地区委員会の「5カ年計画」が、次々と府委員会に届いています。「すべての自治体・行政区に民青班と青年支部をつくる。そのためにも自治体ごとの5カ年計画づくりに挑戦する」「〇〇大学に支部を再建する」「〇〇職場の班をつくって職場支部を再建する」など、地区委員会ならではの具体的な「計画」が議論され、「市議団で若者むけアンケートを作成し、さっそく民青同盟員と訪問活動を開始した」など、意欲的な実践がはじまっています。

3つの具体化――すべての支部が結びつきと力を生かそう

 「特別決議」では、地域支部、職場支部、地方議員に、〝結びつき〟と〝力〟を生かすことを直接よびかけました。全党の総力をあげる最大の保証がこの点にあると思います。
 「何からはじめたらいいか」――私は、3つの具体化をよびかけたいと思います。
 第一は、要求で若い世代にはたらきかけ、結びつきをつくろうということです。
 具体的には、日本共産党が今年6月に発表した「高等教育無償化」をめざす提案と署名を手に、訪問や街頭で対話に挑戦しましょう。学費半減と給付奨学金の抜本的な拡充、入学金制度廃止という今までの提案に加え、卒業後の返済(借金)を半分に減額しようという新しい提案です。支部で提案を学ぶと、高学費や奨学金返済が、若者と家族の生活を苦しめている姿が浮き彫りになります。若い世代のことを知る第一歩として、すべての支部で対話と署名にとりくみましょう。
 第二は、いま結びついている若い世代に、「若い世代むけ入党よびかけ」(リーフ、動画)をどんどん届け、正面から入党をよびかけようということです。
 いま取り組んでいる第29回党大会成功、総選挙躍進をめざす党勢拡大・世代的継承の「大運動」の中に、若い世代への入党よびかけを意識的に位置付けましょう。青年支部のみなさんとも協力してすすめましょう。
 第三に、各地区で世代的継承の先頭にたって奮闘する「青年学生オルグ」の配置を保証する「大阪わかもの未来基金」への協力を、思いきって強めましょう。9月には、配置が6地区となり、2人の府委員会学生担当とあわせ、8人が先頭にたって奮闘することになります。全地区での配置をめざし、現在に倍する募金協力をお願いします。

党大会にむけ「歴史的チャンス」を実らせはじめる9月に


高等教育無償化についての対話・宣伝=3日、大阪市内

 「特別決議」は、「青年・学生のなかで大きな党と 民青をつくる歴史的チャンスを迎えている」と指摘しました。各地区の「5カ年計画」を本格的に実践していくのが、この9月です。民青同盟との懇談・相談も行い、いっしょに前進にむけた行動も具体化しましょう。
 9月15日の党創立記念講演会を、多くの青年学生に案内し、すべての地区で党員と同盟員を迎えましょう。16・17日に党本部で開催される全国都道府県・地区青年学生担当者会議を、すべての地区から経験をもちより、大成功させましょう。民青同盟第3回中央委員会(22~24日)決定を党としてもよく学び、青年・学生に働きかける力にしましょう。(いまいずみ・かずゆき)

 

(大阪民主新報、2023年9月17日号より)

 

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