おおさかナウ

2023年04月14日

統一地方選前半戦
堺で1増、府・大阪市で「宝の議席」守る
日本共産党 後半戦で全員当選へ全力

定数が1削減されて3となった吹田選挙区で、得票を大きく伸ばし大激戦を制して2位当選した石川たえ氏(中央)=10日未明、吹田市内

 統一地方選前半戦の府知事・大阪市長のダブル選、府議選、大阪市議選、堺市議選が9日投開票されました。議員選で日本共産党は、堺市議選で5氏が当選し前回比1増となり、定数削減と維新の大量立候補でかつてない大激戦となった府議選では吹田市(定数3、1減)で石川たえ氏、大阪市議選では城東区(定数5)で山中智子、住吉区(同5)で井上浩両氏が議席を守り抜きました。

 日本共産党府常任委員会は10日発表した声明の中で、府議選の東大阪市、大阪市議選の淀川、東淀川各区で僅差の惜敗となり、同市議選の平野、西淀川、此花区でも小差で議席回復はならなかったが、反共シフトがしかれ、維新が府議会、大阪市議会共に過半数を占める下で住民の願いを届ける日本共産党の「宝の議席」を確保したことは大きな意味を持つと強調しています。

 議員選では、「たつみ知事候補と共に維新政治を変えよう」との訴えと、党議員団の議席の値打ちを語り広げ、岸田政権と維新が進める大軍拡をストップし、平和を守る日本共産党の訴えに新たな共感が広がったとしています。

維新が3人を擁立するなど定数5を6人で争った大激戦の末、4位当選を果たして支援者らと万歳する山中智子氏(前列右から2人目)=10日未明、大阪市城東区内

 同党は、第28回党大会(2020年比)で「130%の党」を目指し、強く大きな党をつくりながら選挙を勝ち抜く新たな取り組みに挑戦しました。支持者や後援会員に協力を呼び掛ける「折り入って作戦」では2万8千人以上が応え、若い世代や「真ん中世代」の党員の奮闘など、この間の努力が大激戦を勝ち抜き、大接戦に持ち込む大きな力になったと述べています。

 統一地方選後半戦(23日投開票)で前半戦の教訓を生かし、17市4町の59人の候補者の全員当選へ全力を挙げると共に、衛星都市の市長選では市民の共同を広げて勝利を目指す決意を表明しています。

堺市議選で3選を果たした森田晃一氏(前列右から3人目)と、府議選で健闘した沢田博志氏(同2人目)=10日、堺市西区内

(大阪民主新報、2023年4月16日号より)

月別アーカイブ