おおさかナウ

2023年04月07日

命・暮らし守る宝の議席を
統一地方選
前半戦9日投票
日本共産党候補が訴え

 9日投開票で行われる統一地方選前半戦の府議、大阪市議、堺市議選勝利目指し、候補者の先頭に立って奮闘する石川たえ府議候補・府議団長、山中智子大阪市議候補・市議団長、森田こういち堺市議候補・市議団幹事長の第一声を紹介します。

大阪府議選 吹田市選挙区(定数3)石川たえ候補

維新政治に立ちはだかって
府民の命暮らし守る府政へ

 長引くコロナ禍と物価高騰の中、歯をくいしばり、必死になって生きている府民の暮らしを支える政治を、私はつくっていきたいのです。
 黒田知事の時、全国に先駆けて実現した老人医療費助成制度は廃止されました。病院に行けない人を残さないため高齢者医療助成制度を復活させ、以前のように障害者の皆さんのお薬代を無料にする。子どもたちが安心して病院に行けるよう窓口負担をゼロにして、18歳まで完全無償化を進めることが必要です。
 跳ね上がった光熱費を大阪府が補助する制度を実現し、必死の思いで頑張っている個人と事業所を応援する府政にしましょう。
 コロナ禍の3年間、大阪では8千人を超える方の命が失われました。大阪府がもっとしっかり対策をとっていたらと悔しい思いでいっぱいです。コロナを診ることのできる急性期病床を、これ以上、減らすことは許されません。
 35人以下のクラス編成を進め、給食を食べられない子どもをなくすため、給食費無償化を実現させ、子どもたちに希望を持てる未来を手渡していくためにも、全力で頑張ってまいります。
 子どもたちの未来にカジノはいりません。大阪の成長をつくるのにカジノはいりません。カジノは治安悪化と借金苦、貧困の連鎖をつくりだします。人の不幸の上に成り立つ「元気な大阪」なんてあり得ません。カジノストップへ全力を挙げます。
 私は、府民の命と暮らしをしっかりと守ることができない今の政治に立ちはだかって、府民の皆さんに笑顔を、そして子どもたちに希望を届けていくために、最後まで全力で駆け抜けます。

大阪市議選 城東区選挙区(定数5) 山中智子候補

市民と子どもたちのために
議席を失うわけにいかない

 「人の心も経済も駄目にするカジノはあかん」と言い続けてきた私が、負けるわけにはいきません。カジノを食い止め、カジノ誘致のために注ぎ込まれるばく大なお金、人材、エネルギーを市民のために使えば、どれだけたくさんのことができでしょうか。
 何よりも物価高に苦しむ市民の暮らしを支えたい。維新市政は、高すぎる国民健康保険料を2年間で20%値上げしようとしています。大阪市の大きな力を使い、値上げをストップし、引き下げましょう。介護保険も安心できるものにしましょう。
 大阪市が、コロナ対策は府任せで、救える命も救えない組織になりかけている時に、私が市議会からいなくなるわけにはいきません。市民の顔を見て、市民のために働くという自治体の原点を、職員の皆さんと一緒に取り戻したいのです。人口274万人の大阪市で保健所がたった1カ所なのは、異常です。保健師を増やし、保健所を一つずつ増やしてほしいという願いを、私に届けさせて下さい。
 市議会に送っていただいて24年、中学校給食の実現、給食無償化などを皆さんと一緒に求め続け、一つ一つ実現してきました。今度は小学校の体育館へのエアコン設置など、粘り強く取り組んでいきたい。子どもたちのために押し上げて下さい。
 このままでは議席を失いかねない、非常に厳しい選挙。日本共産党の私がいなくなり、平和の声を誰も上げない、夢洲での無駄遣いをやめて国民健康保険料を下げようと誰も言わない、そんな議会をつくるわけにはいきません。必ず押し上げていただき、皆さんの声を届け、働かせて下さい。

堺市議選 西区選挙区(定数8)森田こういち候補

「カジノ直行便」計画にノー
基金活用で払い易い国保に

 串カツ屋で働いていた時に、店の賄いを頬張るように食べる青年がいました。経済的困難を抱え、中学時代はまともに食事を取れず、弁当を持って行けなくて、毎日友達から半分もらっていたといいます。
 「水を飲めば大丈夫。慣れます」と彼は言いました。育ち盛りの子どもに行政が食を保障することが、どれだけ大切か痛感し、私は中学校給食実施を求める署名を集め始めました。それが政治活動の原点です。
 貧困と格差を是正し、また子どもの世界に持ち込ませないために、全力で頑張ります。
 貧困の現場には、匂い、苦しみ、葛藤、悲しさ、惨めさがある。維新はその実態を見ようともしないから、カジノを推進できるのではないでしょうか。
 「親がギャンブル依存症になり、子どもは非行に走ってドラッグに手を出した」。ある家庭でそんな負の連鎖が起きました。カジノができれば、そんな家庭が増えます。
 堺市長は大阪府・市政言いなりで、恐ろしいことに、カジノ直行の船便まで計画しています。議会で追及すると、当局は「ギャンブル依存症の議論をしていない」と言いました。誰も責任を取ろうとしない。孫子の代まで残る負の遺産を、絶対残させてはなりません。
 国民健康保険料が6年間で、1人当たり約2万円も値上げされました。
 約65億円もため込む基金を活用し、払いやすい保険料にと主張しているのは日本共産党だけです。維新・公明・自民は議会で発言もせず、値上げに賛成しています。
 こんな議会を変えなければなりません。
 命と暮らしを守り抜くため、絶対に勝ち抜く決意です。

(大阪民主新報、2023年4月9日号より)

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