おおさかナウ

2023年04月07日

カジノ撤回 命・暮らし最優先の大阪に
統一地方選前半戦 9日投開票
たつみ候補・日本共産党が全力

 統一地方選前半戦の府知事選、府議選、大阪市議選、堺市議選が、大激戦のまま最終盤となり、9日に投票日を迎えます。府知事選では、「明るい民主大阪府政をつくる会」(明るい会)のたつみコータロー候補が「カジノストップ」「命と暮らし」「公教育の再生」の訴えを争点に押し上げて論戦をリード。府議、大阪市議・堺市議選は、定数削減と維新の大量擁立の下でかつてない大激戦・大接戦となる中、日本共産党は「平和・命・暮らしを守る宝の議席を何としても守り抜こう」と奮闘しています。

知事選
「カジノ」「命と暮らし」「教育再生」
たつみ候補が論戦でリード

コロナ語らずカジノで言い訳―維新

希望の大阪へ府政転換を訴える、たつみコータロー知事候補

 府知事選には、たつみ氏と現職の吉村洋文氏(大阪維新の会代表)、「アップデートおおさか」の谷口真由美氏ら6氏が立候補しています。
 たつみ氏が、①カジノストップ、②命と暮らしを守る、③公教育の再生の3つの焦点で訴えてきた中で、各メディアも共通して「IR・カジノ」を選挙争点として打ち出すなど、たつみ氏の旗幟鮮明な政策と主張が論戦をリードしています。
 たつみ氏は、ギャンブル依存症の増加などカジノの弊害を訴え、「一番確かな依存症対策はカジノを止めることだ」ときっぱり。維新は当初触れなかったIR・カジノを「正面から語る」と言い出し、「カジノは総面積の3%」「依存症対策などしながら前へ」などとごまかしに躍起。「リスクを恐れて何もしないのは無責任だ」などと居直りまで見せています。
 経済と暮らしの問題では、維新の「府市一体で成長」「IRで稼ぐ」「民間企業が投資できる大阪に」などの主張に対して、たつみ氏は、「税金はカジノではなく、暮らしの応援、教育・福祉・医療に回し、景気対策は省エネ・再エネでクリーンな成長を」と訴え。教育・子育ての論戦でも、教育無償化は当然の方向だと述べた上で、テスト漬けや教員不足、府立高校つぶしなどの教育壊しを厳しく批判し、維新が背を向ける少人数学級や教職員の増加など、公教育の再生を訴えて共感を広げています。
 「明るい会」は最終盤の訴えで、「たつみ勝利」のかぎは、府民対話目標をやり抜き、さらに無党派層や維新支持層にも大きく広げることだとし、全ての構成員が総決起し、宣伝や対話活動に総力を挙げ、5人、10人以上に支持を広げ勝利しようと、強く呼び掛けています。

府議選・大阪市議選・堺市議選
現有議席必ず守り前進へ
日本共産党

 府議選と政令市議選は、定数削減と維新の大量擁立で大激戦・大接戦に。

 維新は、府議会に続いて「大阪市議会過半数」へ、総定数81人に50人を擁立。共産党の追い落としを狙い、府内各地で勝共連合=統一協会による反共謀略ビラもまかれています。
 日本共産党大阪府員会は、「どの選挙区も激しく追い上げているが、府議選の吹田市と東大阪市、大阪市議選の城東・住吉・淀川・東淀川の現職区は、なお議席空白と後退の危険を脱していない重大事態。まさに当落選上の大接戦」だとするとともに、「同時に、この間の大奮闘で新たな議席獲得の可能性を切り開きつつある選挙区も生まれている」と指摘。堺市議選も、6人全員当選目指して、総力を挙げています。

 党府委員会は、「この激しさ、厳しさを直視して、府民、市民の願いを届ける、かけがえのない架け橋の議席の壊滅を狙う企みを許さず、全党の力で現有議席を必ず守り抜き前進させよう」と呼び掛け。〇知事選では、「明るい会」と共に、たつみ候補の勝利で維新政治を目指す。〇府議戦では、吹田市(定数1減の3)の石川たえ候補と、東大阪市(定数1減の4)の、うち海公仁候補の現有2議席を、府党組織を挙げた力の集中で絶対確保し、さらに議席増を目指す。〇大阪市議選では4現職区を絶対確保し、交渉会派の5議席以上に前進させる。〇堺市議選では、前回の5議席を絶対確保し6議席に挑む―としています。

 府委員会では、勝利を切り開く条件として、①府議団と大阪・堺市議団の議席の値打ちを訴え抜いて支持を広げる、②大軍拡ストップ、平和を守る日本共産党の訴えを広げることを挙げています。

(大阪民主新報、2023年4月9日号より)

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