おおさかナウ

2023年02月11日

「130%の党づくり」に踏み出す力に
市田忠義著『日本共産党の規約と党建設 教室』を読んで
日本共産党大阪府委員長 柳利昭さん

 日本共産党の市田忠義副委員長・前参院議員が昨年、『日本共産党の規約と党建設 教室』(新日本出版社刊)を上梓しました。2022年4月の中央党学校で行った「規約と党建設」の講演を大幅に整理・加筆したもの。同党の柳利昭府委員長の感想を紹介します。

市田忠義著『日本共産党の 規約と党建設 教室』新日本出版社 1500円+税

 以前の府党学校の感想に「党建設にも理論があるのを初めて知りました」というものがありました。この本の「序」では、「党建設の理論と実践は科学的社会主義の学説のもっとも主要な要の一つ」とし、同時に、みんなが日常的にとりくみ、「悩みや苦労も、また喜びも感じておられる問題」でもあるとしています。
 本書では、綱領確定以来すすめられてきた党建設の豊かな探究の内容がまとめられ、大会比130%の党づくりと党の世代的継承の方針を明らかにした第28回党大会「第二決議」の実践方向が、よりリアルに示されています。
 「対象者は広く、入党の資格は規約通りに」、「すぐには無理でも入ってもらいたい……5年後、10年後でもいい、という人を広くあげ、『ともに学び、成長する姿勢』で……粘り強く働きかけていくことです」など、入党の働きかけの方向もわかりやすく語られます。
 すべての支部が「130%の党づくり」に踏み出す力になるとともに、常に手元に置いて、困ったときに相談相手ともなる本です。

 

(大阪民主新報、2023年2月12日号より)

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