おおさかナウ

2022年07月02日

共産党が伸びれば政治は変わる
激戦の参院選 志位和夫日本共産党委員長が訴え

 平和と暮らしをどう守るのか、日本の進路がかかった参院選は激戦のまま中盤を迎えています。日本共産党の志位和夫委員長は6月26日、大阪市中央区・難波の髙島屋前で街頭演説し、大争点となっている平和の問題、物価高騰から暮らしを守る問題でも、「日本共産党が伸びれば必ず政治は変わる」と力説。比例650万票の実現で、大門みきし参院議員はじめ5人の全員勝利、大阪選挙区(改選数4)でのたつみコータロー候補の議席奪還を必ずと訴えました。

「やさしく強い経済」の街頭トークで市民の願いを聞く大門みきし比例候補=6月25日、大阪市西成区内

 大門、たつみ両候補、前元衆院議員の村上史好氏と共に訴えた志位氏。全国各地の演説で、日本共産党への新しい期待を感じると述べると共に、6回の党首討論を通じて「論戦の決着が付いた」と強調しました。
 自民党や維新の会が、ウクライナ危機に乗じて「敵基地攻撃」「軍事費2倍」「9条改憲」を大合唱し、維新の会が「核共有」を声高に叫ぶ中、「軍事対軍事の危険な道に引き込み、暮らしを押しつぶす道を、日本共産党への1票、たつみ候補への1票で、みんなの力で止めよう」と力を込め、9条を生かした平和のイニシアチブを発揮する日本共産党の政策を縦横に語りました。
 志位氏は、物価高騰の最大の原因はアベノミクスの「異次元の金融緩和」にあると指摘。新自由主義の「冷たく弱い経済」から「やさしく強い経済」に転換する日本共産党の5つの提案を詳述。維新の会はカジノの大阪誘致を狙いながら、2人の大阪選挙区は選挙公報で一言も触れていないのは反対世論に追い詰められたものだとし、「カジノへのとどめの審判を、日本共産党と、たつみ候補への1票で下そう」と訴えました。

演説を終え、聴衆に駆け寄りグータッチする、たつみコータロー大阪選挙区候補=6月25日、寝屋川市内

日本共産党躍進、たつみ候補勝利こそ平和守り暮らし良くする道
「論戦の決着は付いた」
難波街頭演説 志位日 本共産党委員長の演説から

 日本共産党の志位和夫委員長は参院選公示後最初の日曜日の6月26日、大阪市中央区・難波の髙島屋前で行った街頭演説で、参院選で問われる平和と暮らしの問題で同党の政策と提案を縦横に語りました。さらに、どの問題でも党首討論などを通じて「論戦の決着は付いた」と強調。日本共産党の躍進と、大阪選挙区での、たつみコータロー候補の勝利で審判を下すことが、平和を守り、暮らしを良くする一番の道だと訴えました。

平 和
世界に誇る9条を守り生かして

軍拡・改憲の道こそ一番の危険

日本が軍拡すれば相手も軍拡を加速

 まず平和の問題。ロシアのウクライナ侵略に乗じて自民党や維新の会が「敵基地攻撃」「軍事費2倍」「9条改憲」の大合唱を行っています。「軍拡で平和がつくれるでしょうか」と問い掛けた志位氏。日本が軍拡で構えれば、相手も軍拡を加速するという「安全保障のジレンマ」に陥ることが、「一番危ない道だ」と語りました。
 自民党も維新の会も「軍事費2倍」と言うが、その財源について何も言いません。志位氏は、自民党や維新の会が掲げる「国民総生産(GDP)比2%」の軍事費だと、5兆円増やすことになると指摘しました。

「軍事費2倍」なら暮らしがつぶれる

訴える志位委員長=6月26日、大阪市中央区内

 この5兆円を消費税で賄うなら税率2%以上の引き上げ、医療費で賄うなら現役世代の窓口負担は今の3割が6割に増え、年金にしわ寄せするなら年12万円の年金が減ることになることを示し、「とんでもない話だ」と力を込めました。
 志位氏は、岸田文雄首相が党首討論で財源問題で全く答えられなかったとし、「消費税大増税や社会保障削減の『白紙委任状』を自民党や維新の会に渡すわけにはいかない」と訴えました。
 志位氏は「危機に乗じて憲法9条を変え、日本を『軍事対軍事』の危険な道に引き込み、暮らしを押しつぶす。こんな道は、日本共産党への1票、たつみコータローさんへの1票で、みんなの力で止めようではありませんか」と呼び掛けました。

戦争の心配のない平和な地域に

ASEANと協力東アジアに平和を

 志位氏は「今日本に求められているのは9条を生かした平和のイニシアチブだ」と強調し、その第1に、東アジアに平和をつくる外交戦略を挙げました。
 志位氏は「平和とは対話、話し合いだ。この対話が続く限り戦争にはならず、対話が途切れたところで戦争が始まる」とし、対話によって東南アジアを平和な地域にしてきた東南アジア諸国連合(ASEAN)の取り組みを紹介しました。
 ASEANは加盟10カ国と日本、米国、中国など8カ国でつくる東アジアサミットを平和の枠組みとして強化し、将来は東アジア規模の友好協力条約を展望しています。志位氏は、「日本が進むべき道は、ASEANと協力し、東アジアサミットを発展強化させ、この地域を戦争の心配のない平和な地域にしていくための、9条を生かした平和外交だ」と訴えました。

核兵器禁止条約に参加する政府こそ

 第2は、日本が核兵器禁止条約に参加すること。志位氏は、同条約の初めての締約国会議がオーストリアのウィーンで開かれ、日本共産党は笠井亮衆院議員を派遣し、会議の成功に貢献したと語りました。
 会議にはアメリカの同盟国も参加しました。ドイツとノルウェーの代表が、「立場は違うが、建設的な対話を続ける」と発言したことに、「これこそ(核保有国と非保有国との)橋渡しだ」と指摘。「こういう大事な会議に、被爆国・日本の政府が参加しない。その政府には、橋渡しの資格はない」と批判し、「日本政府に核兵器禁止条約に参加することを求め、参加しないなら、参加する政府をつくろう」と語りました。

「核共有」叫ぶ維新政党の資格はない

 志位氏は、維新の会の松井一郎代表が「核兵器の共有の議論が必要」と繰り返し叫んでいることに言及。日本被団協は3月の抗議声明に続き、6月の総会でも撤回を求めたが、維新の会は被爆者の声を聞こうともしないとし、「こんな政党は被爆国・日本の政党の資格はない」と断じました。
 その上で、「世界に誇る9条を守り、9条を生かして平和な東アジアをつくろう。核兵器のない世界をつくろう――この平和の願いは、党をつくって100年、反戦平和を貫いてきた日本共産党への1票、たつみコータローへの1票に託して下さい」と訴えました。

暮らし
やさしく強い経済への転換こそ

アベノミクスが物価の高騰を招いた

 庶民の暮らしを直撃する物価高騰。志位氏は、最大の原因はアベノミクスの「異次元の金融緩和」だと指摘。日本銀行が国債をどんどん買う代わりに、マネー(お金)を市場に供給してきたが、もうかったのは大企業と富裕層だけで、異常円安と物価高騰を招いたとし、「アベノミクスの責任は極めて重い」と述べました。
 物価高騰で生活が苦しいのは、「働く人の賃金が上がらず、年金も下がり続け、教育費の負担が重すぎ、消費税の連続増税で家計が痛んでいるからだ」と強調。「弱肉強食の新自由主義が日本経済を『冷たく弱い経済』にしたことが、生活の苦しさの大本にある」と力説しました。

5つの政策実行で暮らしを良くする

聴衆の声援に応える(左から)志位委員長、たつみ大阪選挙区候補、大門比例候補=6月26日、大阪市中央区内

 志位氏は「国民にやさしい経済でこそ、強い経済になる。日本共産党の躍進、たつみさんの勝利で、新自由主義はもう終わりにして、『やさしく強い経済』に転換しよう」と呼び掛け、「やさしく強い経済」の5つの提案を詳述しました。
 第1は、消費税を5%に減税し、インボイスを中止すること。第2は、アベノミクスで膨れ上がった大企業の内部留保に課税し、政治の責任で「賃金の上がる国」にすること。第3は、社会保障と教育の充実。第4は、気候危機打開に本気に取り組むこと。第5は、ジェンダー平等を実現することです。
 志位氏は、5つの提案を実行するには、財界・大企業の妨害をはね返す力が必要だと指摘。「これは財界から献金をもらっている党にはできない。党をつくって100年、財界献金をびた一文受け取らない日本共産党と、たつみ候補への1票こそ、暮らしを良くする一番の力だ」と強調しました。

原発再稼働を叫ぶ維新に任せられぬ

 この中で志位氏は、維新の会が「原発再稼働」を叫んでいることに言及。東京電力第一原発事故で、福島県では何万もの人々が故郷を追われ、苦しい避難生活を強いられ、汚染水も増え続けているとし、「福島の事故はなかったかのように原発再稼働を叫ぶ勢力に、日本の政治を任せるわけにはいかない」ときっぱり。
 「原発即時ゼロ、石炭火力から撤退してこそ、再生可能エネルギーの大規模普及が進む。気候危機打開を求める1票は日本共産党と、たつみ候補に託して下さい」と訴えました。

たつみ氏の勝利でカジノに審判下す

志位委員長の訴えを聞く人たち=6月26日、大阪市中央区内

 さらに志位氏は、維新の会が大阪への誘致を狙うカジノについて、「新自由主義の中でも一番悪質なのがカジノ。人の不幸の上に成り立つ商売を、こともあろうに『成長戦略』に据えるなどというのは、最も恥ずかしいことだ」と厳しく批判しました。
 維新の会の2人の大阪選挙区候補の選挙公報には、カジノの「カ」の字も、カジノを核とする統合型リゾート(IR)の「I」の字もないとし、「恥ずかしくて表立って言えなくなっている。(『大阪にカジノはいらない』という)皆さんの声、たつみさんの頑張りが、ここまで追い詰めてきた。カジノにとどめの審判を、たつみさんへの1票で下そう」と力を込めました。

100年の歴史にかけ、逆流に抗い打ち破る

他党が同じ名前を名乗れなかった訳

 志位氏は、日本共産党が今年で党をつくって100年、日本の政党戦前・戦後、一つの名前で通している唯一の党だと紹介。他党は太平洋戦争に向かう時期に党を解散し、「大政翼賛会」に合流、侵略戦争を進めたため戦後同じ名前を名乗れなかったと述べました。

共産党の正しさ証明した日本国憲法

 日本共産党は命懸けで反戦平和を唱え、国民が主人公の日本を目指してたたかい、多くの先輩が弾圧や迫害の犠牲になったが、党が主張した方向が正しかったことは、戦後の日本国憲法が証明したと語りました。

共産党が伸びれば必ず政治は変わる

 志位氏は、今、日本の政治に戦前の再来を思い起こすような危険な流れが起き、党首討論でも多くの党首が軍事費を増やすのは当たり前だと大合唱していると警告。「日本共産党はこうした逆流に正面から立ち向かって打ち破り、皆さんの命と暮らし、平和を守り抜きます」と表明しました。
 さらに参院選で日本共産党が躍進することは、野党共闘を次のステップに発展させる一番の力だと強調。「政治はあなたの1票で変えられる。日本共産党を伸ばせば政治は必ず変えられる。そのことは100年の歴史が証明しています」と力説しました。
 志位氏は、戦前の主張が日本国憲法に実り、戦後一貫して核兵器廃絶のために頑張ってきたことが、核兵器禁止条約に実ったとし、「長いスパンでみれば、必ず正義は多数になる。政治は必ず変えられる」と重ねて訴えました。

この党伸びてこそ 日本共産党に期待します
前衆院議員 村上史好(むらかみふみよし)さん(70)

国民の合意を得て社会を進める
共産党の綱領読み合点がいった

6月26日、大阪市中央区内で応援演説する村上史好さん

 何故、たつみコータローさんと日本共産党を応援するのかとあちこちで聞かれます。
 今回、共産党の綱領を何度も読み返しました。綱領は党の憲法です。自民党や維新は、日本共産党のことを「暴力革命の政党」などと中傷してきましたが、綱領には、暴力革命の「ぼ」の字もない。あるのは、資本主義の成果を踏まえて国民の合意を得て進めるというもので合点がいきました。「人にやさしい経済を」というのも全く同感です。
 国会審議でも共産党の議員さんはよく勉強して質問される。「桜を見る会」もそうでした。与党の問題点を鋭く指摘し、国民に寄り添って意見がきっちりと言える政党が大きくならないと駄目です。
 私は野党共闘の恩恵を受けて議席をいただきました。野党が力を合わせて今の政権に立ち向かっていくために、終始一貫、野党共闘の重要性、必要性を訴えてこられた共産党が勝利することが不可欠です。
 ウクライナ問題に便乗して、自民や維新は軍事費2倍とか核共有を叫んでいます。広島、長崎で核の被害を受けてこんなことが言えるはずがない。共産党以外は防衛費を上げなければと言いますが、平和を守るために軍事力を使うべきではない。今回の選挙はそのことを示す選挙だと思います。
 カジノの問題でも、たつみさんは大阪にカジノはいらないとずっと訴え続けてこられました。大阪選挙区の4議席は自公維の3党で独占しています。たつみさんにはその1角を崩して国会に戻って何としてもカジノを止めていただきたいと思います。
 維新はことあるごとに「身を切る改革」と言ってきましたが、それなら政党助成金を辞退したらいいと共産党から言われたら「シュン太郎」です。
 たつみコータローさんの勝利と共産党の躍進のために、私も最後まで皆さんと一緒に汗をかいて頑張ります。(大阪市内での応援演説より)

候補者に拍手を送る聴衆=6月26日、大阪市中央区内

 

(大阪民主新報、2022年7月3日より)

月別アーカイブ