おおさかナウ

2022年06月25日

この党伸びてこそ 日本共産党に期待します
バクチ都市にしてはならない
上方芸能評論家・立命館大学名誉教授 木津川計さん(86)

 人にはみな人格が備わっています。同様に都市にも格があります。それが〝都市格〟です。都市格の高低は、多くの文化のありなしにかかわっています。
 私は、専門誌「上方芸能」の発行に長い間携わり、上方文化を愛する多くの方々の協力をいただいて、微力ながら大阪の都市格を高めるために力を尽くしてきました。
 高い文化の花香(かお)る国際文化都市こそ、大阪が目指すべき都市目標です。ところが維新の知事や大阪市長になってからというもの、この方たちの口から都市格を高める文化の大事さを聴いたことは一度もありません。文化を育てるどころか、お客さんやお金を集めることばかり求めて、文楽への補助金カットをはじめ、大阪の都市格を低めることしかしてきませんでした。
 その大阪に、今度はカジノを誘致しようと統合型リゾート(IR)づくりに大阪府も大阪市も乗り出しています。由来バクチ打ちが尊敬されたことはないのです。国際バクチ都市が尊敬されることもありません。大阪にカジノを誘致してはならない。バクチ都市にしてはならないのです。
 参議院選挙では大阪選挙区で4人の現職議員(維新2人、自民、公明)が出ておられますが、いずれの方もカジノに賛成しておられます。
 一貫してカジノに反対し、大阪に誘致させてはならないという私たちの声を国に届けてくれる日本共産党のたつみコータローさんにどうしても頑張ってもらいたい。大阪に住んでよかったと思える文化の都市にするためにも、日本共産党の躍進に期待します。

(大阪民主新報、2022年6月26日より)

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