おおさかナウ

2022年06月11日

法定数上回る署名20万人超を提出
カジノの是非は住民投票で

カジノ誘致「是非は住民投票で」と署名を提出=6日、大阪市住之江区内

 「カジノの是非は府民が決める 住民投票を求める会」は6日、府下の各選挙管理委員会に一斉に、大阪へのIR(カジノを核とする統合型リゾート)誘致の是非を問う住民投票を求める直接請求署名を提出しました。
 「求める会」共同代表は6日開いた会見で、総署名概数が、条例提出の請求に必要な法定数14万6472人分を大きく上回る20万8552筆に達し、72市区町村のうち54が法定数を超過したことを発表。「行政は府民の声を聞き、手続きを止めて最初に戻るよう訴えていきたい」「府議会に条例提案を可決させ、国に認可させない運動をしていきたい」と語りました。
 大阪市住之江区では同区での必要数約2千人分を大きく超える3535人分を提出。同会住之江連絡会の井上和俊さん(年金者組合住之江支部委員長)には期間中、「署名を集めたい」「体が悪いので来てほしい」「全盲で代筆を」など多くの問い合わせがありました。
 最終盤には連日、郵送や他行政区から「最寄駅まで行くから取りに来て」などと署名が届けられました。「1人分の署名を速達で送ってくれた人も。そうした思いの積み重ねを、府議会は受け止めてほしい」と井上さんは話します。
 今後、各選挙管理委員会で署名審査、有効署名数の確定、条例手続きが行われます。

「住民投票必要ない」吉村知事

 大阪府の吉村知事は6日、カジノの是非を問う住民投票について、「必要ない」と述べました。

(大阪民主新報、2022年6月12日より)

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