おおさかナウ

2022年06月22日

6月22日 大阪選挙区
たつみコータロー候補第一声から

 出発式、第一声に、本当にたくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございます。各界からのご支援も、本当にありがとうございます。
 ただいま紹介いただきました、私が3年前の参院選でこの大阪選挙区の議席を失い、その議席の奪還のために最後の最後まで訴え続けてまいります、前参議院議員のたつみコータローです。どうぞよろしくお願いいたします。

 暮らしを守る選挙

 みなさん。今回の選挙ほど、争点がはっきりした選挙はないと思います。
 1つめは、暮らしを守る選挙です。物価の高騰が止まりません。ある方は私に、「いまの物価高は恐怖だ」といいました。物価が上がっていても、年金は下げられ続けている。働く人の賃金は上がらない。物価高の要因は、アベノミクスの量的緩和をやめられない岸田政権が引き起こしている異常な円安です。
 みなさん。国民生活あっての経済です。庶民の暮らしがここまで破壊されては、日本の経済も破壊されてしまいます。岸田政権は「もっと貯金を株にまわせ」ともいいだしました。そやけどみなさん、私は45歳で「就職氷河期世代」といわれる世代です。貯金がしたくても、不安定な雇用、低賃金で貯金ができない人がたくさんいる世代です。政治の仕事は、庶民のふところに手をつっこんで「貯金を株にまわせ」ということじゃありません。政治の仕事は、貯金できるだけのまともな仕事と給料を保障することではないでしょうか。
 そしてみなさん。老後の資金に2000万円なくても、たとえ貯金がなくても、医療も介護も安心して受けられる、年金だけで人間らしいくらしができる、そういう社会をつくることこそ政治の仕事なんじゃないでしょうか。
 みなさん。いま必要なのは、富めるところから、そうではないところへの再分配です。
 大企業にたまりにたまった内部留保の一部を活用して、働く人の最低賃金を、中小企業の支援と一体に1500円にまで引き揚げること。年金の連続引き下げをストップさせること、そしてすでに91カ国で実施されている、消費税減税5%への減税とインボイス中止をおこなうことです。
 どうか、みなさん。今度の選挙ばかりは、くらしを守るために、党派や立場の違いをこえて、比例は日本共産党、大阪選挙区はたつみコータローへ、みなさんの一票を託して下さい。よろしくお願いします。

 平和を守る選挙

 2つめは、平和を守る選挙です。ウクライナ情勢を機に、いま与野党入り乱れての軍拡、「憲法9条を変えよ」「敵基地攻撃能力の保有」、あるいは「核の共有」、こんなことをいいだしました。
 軍事費の5兆円~6兆円のプラス。しかし、財源は消費税増税か、それとも社会保障削減か。まったく財源が示されていません。5兆円あれば、なにができるか。赤ちゃんからお年寄りまでの医療費窓口負担をすべて無料にすることができます。5兆円あれば、なにができるか。大学、大学院、専門学校の授業料を全部無料にすることができます。くらしを守るための予算を確保するべきです。
 そしてこの軍拡競争は際限がありません。エスカレーションを招いて、より地域の不安定さ、緊張を高めることになってしまうでしょう。私たち日本共産党は、具体的なASEANのとりくみをモデルにした東アジアでの平和の秩序の枠組みの構築と定着ということを示しています。
 なぜ日本共産党はここまで具体的に外交ビジョン、外交戦略を示すことができるのか。それはみなさん。過去、日本が起こした戦争で、たくさんの方が亡くなり、国土が荒廃し、最後には広島と長崎で原爆が落とされ、人権が弾圧されました。そういう戦争に、最後まで命がけで反対を貫いたのが日本共産党。絶対に戦争を起こしてはならない、そのことを一番よくわかっている日本共産党だからこそ、具体的な外交戦略を示して地域の平和と安定をつくろうということをよびかけることができるんです。
 どうか皆さん。この選挙が終わったら、3年間は国政選挙がないといわれています。本当憲法9条を変えていいのか。保守のみなさんも、公明党のみなさんも、どうか、憲法9条を変えたらあかん。9条をいかして平和の構築をすすめろ。みなさんのその平和の思いは、党を作って100年。自由と平和をまっすぐに貫く日本共産党へ、そして私、たつみコータローに、みなさんのその思いを託して下さい。よろしくお願いします。

 カジノをストップさせる選挙

 3つめは、カジノをストップさせる選挙です。21万もの「カジノの是非は住民投票で決めてくれ」という署名が集まりました。ところが維新の会はこの住民投票を握りつぶそうとしています。大阪市を廃止するための「都構想」のた、えの住民投票は2回も強行しておきながら、府民が求めた住民投票は握りつぶす。絶対に許されません。
 維新の会がなぜ住民投票を拒否するのか。それは住民投票をすれば、「カジノは反対」、これが多数になるということをわかっているからじゃないでしょうか。
 だったらみなさん、府民の声を聞かない、聞く気もまったくない、そういう政治をこの大阪から変えなくてはなりません。
 大阪は商人の街です。ものづくりの街です。くいだおれの街です。大阪をギャンブルの街にさせないためにも、この定数4の大阪選挙区、自民、公明、維新2議席、全部カジノ推進派です。に独占させない。「カジノはストップ」、その声をまっすぐ届けることができる私、たつみコータローを勝ち抜かせていただいて、大阪のカジノ計画をストップさせて下さい。よろしくお願いします。

 森友事件の決着を

 宮本たけしさんから、森友事件について話がありました。私が求めるのは、公正な社会なんです。これは亡くなった赤木さんが遺した「赤木ファイル」です。改ざんの指示をおこなったのは佐川、当時の理財局長だとはっきり書かれていました。財務省の報告書とはまったく違う文言です。そやけどみなさん、佐川氏が改ざんの指示をしたことは疑いようがないけれども、問題は、だれが佐川氏にそれをやらせたのかということです。佐川氏に動機はないんですよ。一文の得にもならんのですよ。誰が改ざんの動機があるのか。それはみなさん、「私や妻が関与していたら、総理大臣もやめる」といった安倍、当時の首相ではないでしょうか。
 官邸の指示や官邸の関与を明らかにされたくないからこそ、赤木さんの裁判も、みなさんの税金1億円で強制的に終了させ、疑惑にふたをしてしまったのが岸田政権です。
 どうか、みなさん。参議院で懇問題を追及できる候補者は、私たつみコータローしかいません。政治は権力者のものでも、権力者のお友達のものでもありません。政治はみなさんのものです。国民のものです。政治を国民の手に取り戻すためにも、私、たつみコータローを勝ち抜かせて下さい。よろしくお願いします。

 あなたの一票で政治はかわります

 最後になります。私はこの20年、市民や府民のみなさんの生活相談を8000件受けてまいりました。この3年間のコロナ禍のもとでも、たくさんの人の痛みや苦痛を聞いてきました。相談のなかでは、「自殺したい」「命を絶ちたい」という相談も、1件や2件ではありませんでした。国民にそういう思いをさせる政治は間違っていると思います。
 私たちは生きている限り、幸せになる権利があります。人がもっと大事にされなければなりません。そういう社会や政治にしなければなりません。どうかみなさん、私が聞いてきたそういう声を今度は国会に届けさせてほしいんです。みなさんの声を届けて、みなさんの声で政治を動かす。そういう仕事を私、たつみコータローにさせていただきたいんです。
 あなたの一票で必ず政治は変わります。どうか、比例代表で日本共産党を勝ち抜かせて下さい。そして、大阪選挙区で、この定数4の選挙で、私、たつみコータローをみなさんの一票で勝ち上がらせて下さい。よろしくお願い申し上げまして、訴えとさせていただきます。ありがとうございました。

 

月別アーカイブ