おおさかナウ

2022年03月19日

ロシアはウクライナ侵略やめろ
平和願う世界中の人々と連帯
おおさか総がかり行動実行委 700人がデモ行進

 

 ロシア軍のウクライナ侵略に抗議する緊急集会が9日、大阪市北区の中之島公園内で開かれました。「おおさか総がかり行動実行委員会」が主催したもの。目標を大きく上回る700人以上の市民が参加し、「ロシア軍は戦争をやめて!」「ウクライナに平和を」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げて市内をパレードしました。

ロシア人も戦争望んでいないと

 「戦争させない1000人委員会・大阪」共同代表の米田彰男さんは、民間人にも犠牲者が広がるウクライナ情勢に触れ、罪のない市民への無差別攻撃や原子力発電所の制圧、プーチン大統領による核兵器使用の示唆など国際法に反する侵略戦争は許されないと批判。戦争反対の声を上げ続け、世界中の平和を願う市民と連帯し行動を広げていこうと呼び掛けました。
 府内に住む女性がウクライナ人の友人から寄せられたメッセージを読み上げました。
 ロシア人男性もマイクを握り、「戦争なんか大嫌いです。ロシア人の多くは戦争なんか願っていません」と語りました。
 日本ユーラシア協会大阪府連の榊正明理事長は、「市民社会が力を合わせてプーチン政権を包囲することが、戦争を止める力になる」と呼び掛けました。

「核共有」議論などを厳しく糾弾

「ウクライナ侵略今すぐやめろ」とパレードする市民ら=9日、大阪市北区内

 大阪憲法会議の西晃副幹事長は、日本維新の会が米国の核兵器を国内配備する「核共有」の政策を議論するよう政府に提言した問題や、自公政権による軍拡政策、岸田政権が意欲を見せる敵基地攻撃能力保有などの動きを糾弾。侵略戦争への反省から2度と戦争をしないと誓った憲法9条を守り、「侵略戦争をやめよの世論で、プーチン政権を追い詰めていこう」と呼び掛けました。
 日本共産党からたつみコータロー前参院議員、清水忠史前衆院議員らが参加しました。

(大阪民主新報、2022年3月20日号より)

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