おおさかナウ

2021年08月21日

京橋空襲から76年
被災者慰霊祭開く
清水・宮本氏が参列

 

慰霊祭で焼香し、手を合わせる(左から)清水、宮本の両氏=14日、大阪市都島区内

 第67回「京橋駅空襲被災者慰霊祭」が14日、JR京橋駅南口のそばにある京橋慰霊塔前で行われました。
 アジア・太平洋戦争の終戦前日の1945年8月14日、米軍のB29が大阪城内の陸軍造幣廠を爆撃した際、当時の国鉄京橋駅とその周辺に数発の1㌧爆弾を投下。駅付近は焦土となり、500人とも600人ともいわれる人々が犠牲になりました。
 47年に慰霊塔が建立され、55年から毎年8月14日に慰霊祭が行われてきました。ことしは昨年に続き、新型コロナの感染防止のため、祭壇と焼香台のみを設置して開かれ、午前10時の受け付け開始後から多くの市民が訪れ、犠牲者の冥福を祈りました。
 午前11時からの法要では、慰霊祭世話人会の寺西忠幸会長(92)があいさつし、「戦争を絶対に起こしてならないという発信を、この場から祈りを込めてしていかなければならない」と語りました。
 日本共産党の清水ただし衆院議員(衆院近畿比例・大阪4区候補)と、宮本たけし前衆院議員(衆院近畿比例・大阪5区候補)も参列。超党派の国会議員でつくる「空襲被害者等の補償問題について立法措置による解決を考える議員連盟」の一員である清水氏は、「民間戦災被害者への戦後補償問題は未解決。補償実現へ頑張りたい」と話しました。

(大阪民主新報、2021年8月22日号より)

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