おおさかナウ

2020年06月28日

暮らしを支える市政に
羽曳野市長選7月5日告示 嶋田候補が全力

訴える嶋田たかし羽曳野市長候補=22日、羽曳野市内

訴える嶋田たかし羽曳野市長候補=22日、羽曳野市内

 羽曳野市長選挙が7月5日告示、12日投票で行われます。日本共産党などが参加する「公正・民主的な羽曳野市政をつくる会」の嶋田たかし候補(72)は「いまほど命を守り暮らしを支える政治が求められている時はない」として、医療やPCR検査の体制充実、少人数学級、国民健康保険(国保)料引き下げなど暮らし応援の政策を掲げています。
 嶋田氏のほか、現職の北川嗣雄氏(77)、前維新府議、自民市議、維新を離党した市議ら4氏が出馬を表明しています。
 この間、嶋田氏は医療関係者と懇談を重ね、新型コロナウイルス感染から医療従事者を守るための防護用具の不足を訴えられてきました。「自民や維新の政治で、公的病院や感染症対策の拠点である保健所が統廃合されてきたことが、日本の医療体制の脆弱さにつながった」と指摘。医療機関への財政支援や人的配置の充実を、国や府に強く求めていくと決意を表明しています。
 市内の公立学校ではウイルス感染のリスクを下げるための分散登校が終わり、通常授業が始まりました。嶋田氏は「感染リスクを下げるためには、少人数での学習環境が大切だ」とし、35人以下学級を全学年に広げ、30人以下学級へつなげていく考えを表明。「教育本来の目的である人格の形成、それを支え基礎学力をしっかり身につける教育にもつながる。国や府、市に強く働き掛け、必ず実現させる」と話します。
 嶋田氏はまた、「多様性を大切にしながら、ジェンダー平等社会の実現に全力で頑張る。希望ある政治をつくるため奮闘する」と強く訴え、支持を広げています。
 中学校全員給食実施や子どもの医療費助成を高校卒業まで拡充、教材費や修学旅行などの費用を含む義務教育の無償化、「中学生チャレンジテスト」廃止を府に求めることなども掲げています。

(大阪民主新報、2020年6月21日号より)

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