おおさかナウ

2020年06月21日

コロナ禍で市民支える市政を
7月5日告示の羽曳野市長選 嶋田たかし候補が奮闘

訴える嶋田たかし市長候補=15日、羽曳野市内

訴える嶋田たかし市長候補=15日、羽曳野市内

 羽曳野市長選挙が7月5日告示、12日投票で行われます。日本共産党などが参加する「公正・民主的な羽曳野市政をつくる会」の嶋田たかし候補(72)は「暮らしを支え、命を守る、希望を届ける市政に」と全力で訴えています。現職の北川嗣雄市長(77)ら5氏が争う見通しです。
 嶋田氏は市内で小学校教員として20年勤めた後、2017年まで日本共産党の市議を6期24年間務めました。
 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出される中で、4月に市内の医師会や商工会、児童養護施設など10団体と懇談や聞き取りをすると、「行政からなんの相談もない」「なんの支援もない」の声が相次ぎました。嶋田氏は4月20日と5月15日に市に、公共料金引き下げや子ども1人当たり1万円の支給実施などを含む緊急要望書を提出しました。その後、市は水道料金(基本料)半年間無償化や全市民への1万円支給などを発表することになりました。
 市では学校再開にあたり、6月前半の分散登校・短縮授業期間は給食がありませんでした。羽曳野市の給食は各校での調理ではなく給食センターから全小学校へ配送する方式。大阪市など分散登校中から給食を提供している自治体はありますが、羽曳野市ではセンターの稼働準備に一定期間を要するといいます。
 その給食センターは老朽化し、昨年6月には雨漏りのため献立の一部が提供されない事態が発生しています。
 老朽化する学校関連施設は他にもあります。小学校2校でプールの改修がされず、昨夏は1校は児童がバスで他校のプールに行き、もう1校は近隣の中学校へ炎天下を歩きました。受け入れる中学校では小学生向けにプールの水位を下げたり着替え場所に体育館を提供するなどの対応が必要になります。改修予定はいまもありません。
 嶋田氏は「必ず安心の子育てと教育の充実を実現する」と訴え、「笑顔、安心、楽しい学校をめざす教育プラン」を発表しています。学校給食をセンター方式から自校調理方式に改め、さらに中学校でも全員給食を実施するとしています。北川市長は中学校給食の選択式にこだわりますが、1クラスで3人ほどしか食べていません。
 嶋田氏は少人数学級の拡充も訴えています。学力向上などに効果があることに加え、新型コロナウイルス感染対策としても注目されます。高槻市や、近隣では富田林市など、独自に少人数学級編成をしている自治体があります。
 教材費や修学旅行などの費用を含む義務教育の無償化、「中学生チャレンジテスト」廃止を府に求めることなども掲げます。
 嶋田氏はまた、引き上げが続く国民健康保険(国保)料の引き下げや子どもの医療費助成を高校卒業まで拡充、PCR検査と保健所・医療機関の体制強化、ジェンダー平等と性の多様性を尊重し女性が活躍する地域社会の実現などを訴えます。
 市議会は自民・公明の与党に加え、「改革派」を名乗る大阪維新も予算案・決算に全て賛成。維新は6月議会で質問さえしませんでした。
 市長選は嶋田氏と北川氏の他、維新府議が辞職して出馬。自民党市議と維新を離党した市議も出馬を表明しています。府議補欠選挙(7月3日告示)も同日に投開票されます。

(大阪民主新報、2020年6月21日号より)

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