おおさかナウ

2018年04月14日

森友疑惑 府政で徹底解明を
府議補選・豊中市区
維新政治の転換へ全力
日本共産党 山本いっとく候補の訴え(大要)

 22日投開票の府議補選・豊中市区(被選挙数2)で、日本共産党の山本いっとく候補は「安倍政権の民主主義破壊は許せない」「府政で森友問題を追及し、維新政治を転換する」と訴え、勝利へ全力で奮闘しています。小池晃書記局長を迎えた街頭演説(8日)での訴え(大要)を紹介します。

訴える山本いっとく候補

訴える山本いっとく候補

絶対に許せない民主主義の破壊

 今回の府議補選は大変重要な選挙です。それはいまの国政での安倍政権の政治があまりにひどい状況にあるからです。

 「森友問題」での公文書の改ざん、防衛省でも日報が隠蔽(いんぺい)されていました。厚労省でも裁量労働制のデータが捏造(ねつぞう)されていた。こんなひどい民主主義破壊は絶対に許せません。

 この安倍政権を支える自民と、安倍政権と一緒に「森友問題」を引き起こしてきた維新の候補に負けるわけにはいきません。私、山本いっとくは、何としても勝ち抜きます。

松井維新府政が設置基準を緩和

 私は、「森友学園問題を考える会」の皆さんや無所属の木村真市議と一緒に、この1年半にわたって「森友問題」を追及・調査してきました。大阪府がこの問題の始まりです。小学校の設置基準の緩和は、籠池泰典前理事長が橋下知事の時代から維新にお願いし、松井知事の時代に行われました。

 そもそも森友学園は、幼稚園児に「教育勅語」を暗唱させたり、運動会の選手宣誓で「安倍首相頑張れ」と言わせるような教育をしてきたところです。府私学審議会では、財務的にも不十分だと指摘されていました。本来なら認可されるわけのない学校が、認可されていったのです。維新の議員がさまざまな形でかかわっていたことも、明らかになっています。

 さまざまな疑惑の追及が大阪府でなかなか進まないのは、松井知事が維新のトップであり、府議会でも維新が多くの議席を占めているからです。「森友問題」を徹底追及してきた私、山本いっとくを府議会に送り出していただき、府政での疑惑を追及させてください。

弱い者いじめと教育壊しの維新

山本いっとく候補の訴えを聞く聴衆=8日、豊中市内

山本いっとく候補の訴えを聞く聴衆=8日、豊中市内

 私は豊中市議を2期7年務めてきました。この間、大阪府の政治は本当に弱い者いじめで、教育壊しだと感じてきました。弱い者いじめでは、高齢者や障害者の医療費助成制度を改悪し、国民健康保険の都道府県単位化で、豊中市でも保険料を引き上げざるを得ない状況に追い込んでいるのは維新府政です。

 子どもたちに「チャレンジテスト」を押し付けて、競争教育に駆り立てていく。3年連続定員割れすれば府立高校は廃校だといって、すでに6校も廃校とされています。35人学級の実現や子ども医療費助成制度の拡充など、子育てしやすい大阪、一人一人の子どもに寄り添った教育にすることこそ必要です。私は、弱い者いじめ、教育壊しの維新政治を切り替えるために、全力で頑張ります。

 維新は大阪にカジノをもってこようとしています。国会ではカジノ実施法案について与党間で話し合いがまとまったと報じられ、早ければ2023年度に大阪にカジノを誘致しようとしています。カジノはギャンブル。ギャンブルで大阪経済が良くなるはずがありません。いまでもギャンブル依存症の人がたくさんいるのに、これがさらに広がることにつながります。

 「大阪にカジノはいらない」という世論はたくさんありますが、府議会では圧倒的多数がカジノ推進派です。今こそ、「大阪にカジノ、ギャンブルは持ち込ませたくない」との願いを、私、山本いっとくに託してください。

怒りの気持ちを党派を超え私に

 今回の選挙で、私は日本共産党の公認を受けていますが、事務所開きには社民党、自由党、新社会党の皆さん、無所属の木村市議、熊野以素市議はじめ、たくさんの方が応援に来てくださいました。「森友学園問題を考える会」の皆さんも、全面的に支援してくださっています。
 これだけ多くの方々が、今の国政の問題、府政の問題で怒っているということを、私は実感しています。こうした怒りの気持ちを、党派を超えて私、山本いっとくに託してください。

(大阪民主新報、2018年4月15日号より)

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