参院選に立候補した大阪市議３氏の辞職に伴う同市議補選が、20日投開票されました。東成区選挙区（被選挙数２）で、日本共産党新人の浦出節子氏（71）は３４０９票（得票率８・68％）を獲得しましたが、及びませんでした。当選はいずれも新人で、大阪維新の会の永瀬佳菜子氏（34）と、国民民主党の藤原洋一氏（43）。投票率は59・85％でした。
　同区では、他に自民党元職の川嶋広稔氏（58）も立候補し、４人の争いに。浦出氏は、コロナ禍で全国最悪の死者を出した反省もなく、自公と結んで病床削減を狙う維新を厳しく批判。「カジノではなく、災害対策などに税金を使う政治を実現する」と訴えました。
　住之江区選挙区（被選挙数１）で、日本共産党新人の則定邦彦氏（66）は７７４３票（同15・０％）を獲得しましたが、及びませんでした。当選は、大阪維新の会新人の木村斐加里氏（42）。投票率は57・65％でした。
　同区では他に自民党新人の薮内明氏（46）も立候補し、３人の争いに。則定氏は、「消費税一律５％への減税」「国民健康保険料、介護保険料の引き下げ」「カジノ中止」「弱いものいじめの政治から、困った人を助ける政治に変える」と訴えました。

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大阪市議補選の開票結果
東成区（被選挙数２）

大阪市議補選の開票結果
住之江区（被選挙数１）

(大阪民主新報、2025年7月27日号より）