おおさかナウ

2020年02月02日

青年の未来脅かす安倍政権と対峙
民青府委員会が代表者会議
学び行動する民青を増やそう

活動方針を報告する酒巻委員長=1月26日、大阪市内

活動方針を報告する酒巻委員長=1月26日、大阪市内

 第65回民青大阪府代表者会議(後期)が1月26日、大阪市内で開かれ、今後1年間の運動方針を決め、酒巻眞世委員長はじめ21人の府役員を選出しました。

 運動方針を提案した酒巻委員長は、新しい仲間を迎えた班の経験や、発展してきた地区・班活動の教訓を紹介。青年の命と健康、未来を脅かす安倍政権の下、政治や社会問題に立ち向かい行動する民青に共感が広がっていると強調。「大会決議の方向で努力すれば府同盟の目標を必ず達成できる。青年の変革のエネルギーに働き掛けて仲間に迎え、同盟倍加への確かな前進をつくりだそう」と呼び掛けました。

 昨年11月に加盟した高校生は、新たに仲間を迎え班長として活動する経験を発言。「制服やかばんの規定など校則問題にも関心がある。未来の主権者として学び成長していきたい」と述べました。

 福祉職場で働く新同盟員の女性は、社会保障費抑制など安倍政権が進める効率優先の政治を批判。「憲法が定める生存権が保障される社会実現へ同世代の仲間を増やしたい」と語りました。

 女性府委員は、「決定された方針を班員みんなで共有し、疎外感を生まないよう努力してきた」と報告。活動記録の作成や交流会など原則的な会議運営で、同盟員一人一人の思いを尊重した班活動を軌道に乗せてきたと述べ、地区再建への決意と展望を語りました。

 地区機関として日常的な財政活動に取り組む重要性が述べられたほか、国政選挙の候補者として活動する同盟員が、悪政に苦しむ青年の声を政治に届けたいと発言するなど、青年の中で活動を広げる民青の魅力が多彩に交流されました。

 木津川南地区委員会の男性は、民青の魅力を語り広げ、3人の仲間を迎えた経験を紹介。「民青への加盟は青年にとって要求実現そのもの。班員が民青の役割を語ることで班活動が活性化し、自覚的な活動が組織前進の保証となる。青年誰もが自分らしく生きられる社会を目指し奮闘したい」と発言しました。

 代表者会議では、日本共産党府委員会の駒井正男書記長が、第28回党大会での党綱領一部改定の中心点を講演しました。駒井書記長は、21世紀の世界で力を発揮する格差是正を求める青年の行動の広がりや、気候変動と核兵器廃絶、ジェンダー平等実現など「世界の構造変化」の特徴を紹介。「発達した資本主義国での社会変革は、社会主義・共産主義への大道」という命題の意味を解説し、「特別の困難性と共に豊かで壮大な可能性がある。世界の歴史の大道の中、民青の行動一つ一つが希望ある未来をつくる確かな力になる」と述べ、強大な民青同盟の実現へともに力を合わせようと呼び掛けました。

 清水忠史衆院議員の連帯メッセージが紹介されました。

 選出された新役員は次の通り。委員長=酒巻眞世(再)▽副委員長=林裕也(新)▽常任委員=佐田佳祐、園部真拓、近田靖幸、福岡明恵(いずれも新)

(大阪民主新報、2020年2月2日号より)

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