おおさかナウ

2020年02月16日

衆院大阪5区に宮本氏
共産党 躍進へ3・4・5区必勝期す

会見する左から渡部、宮本、柳、清水の各氏=7日、府庁内

会見する左から渡部、宮本、柳、清水の各氏=7日、府庁内

 日本共産党大阪府委員会は7日、次期総選挙での党躍進を目指し、大阪5区候補に宮本岳志元衆院議員・近畿比例候補を擁立することを発表しました。府庁内で開かれた会見には、柳利昭府委員長、宮本氏、清水忠史衆院議員・近畿比例と大阪4区重複、渡辺結大阪3区候補が出席しました。
 柳氏は、昨年の衆院大阪12区補選で宮本氏が、野党共闘を前に進める立場で議員を辞職し、無所属で立候補し、初の野党共同候補としてたたかったことが、「その後の参院選、高知知事選での相互支援の選挙に大きく発展した」と紹介。「次の選挙は、野党が力を合わせて安倍政権を倒す選挙にしなければならない」と述べ、宮本氏が「5区の候補者として最もふさわしい」と強調。5区と3区、4区を、現時点で必勝を期す選挙区にするとともに他の選挙区にも広げたいと話し、「総力を挙げて取り組む」と語りました。
 総選挙に臨む基本方向については、市民と野党の共闘をさらに発展させ、野党連合政権への道を開く選挙にしたいと表明。同時に、共産党自身の躍進を勝ち取るために、比例代表選挙では全国850万票、大阪80万票を実現し、前回後退した近畿ブロックの議席を2議席から4議席に必ず回復したいと述べました。
 宮本氏は「安倍暴走政治を本気で食い止めるためには、市民と野党の本気の共闘が必要」だとし、「必ず勝ち抜きたい」と表明しました。
 柳氏は記者の質問に答えて、「安倍政権を倒すたたかいの中でも、最悪の補完勢力である維新政治の転換は、大きな位置を占めている」「国民多数が反対しているカジノで維新を包囲し、『都』構想ストップで彼らの政治戦略を打ち破りたい」と述べました。

(大阪民主新報、2020年2月16日号より)

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