おおさかナウ

2019年11月10日

輝け憲法!いかそう9条
憲法・生活壊す安倍政権にノー
おおさか総がかり集会に1万2千人

 日本国憲法公布73年を迎えた3日、「改憲NO!生活こわすアベ政治にさよならを!」と「輝け憲法!いかそう9条 11・3おおさか総がかり集会」が大阪市北区の扇町公園で開かれ、約1万2千人(主催者発表)が参加しました。おおさか総がかり実行委員会が主催したもの。立憲野党、市民の代表のスピーチ、日韓問題、沖縄・基地建設問題を巡るスピーチ、歌や舞踊など多彩な企画で、参加者も「NO!安倍政治」「9条改憲STOP!」のポテッカーを一斉に掲げるなど、改憲ストップへの熱気にあふれました。

「憲法9条を守ろう」「安倍政治ノー」とコールする人たち=3日、大阪市北区内

「憲法9条を守ろう」「安倍政治ノー」とコールする人たち=3日、大阪市北区内

投票働き掛けよう
立憲デモクラシーの会 高山佳奈子さん

高山佳奈子さん

高山佳奈子さん

 戦争をさせない1000人委員会・大阪の米田彰男(てるお)共同代表が主催者あいさつしました。
 京都大学大学院法学研究科教授で「立憲デモクラシーの会」呼び掛け人の高山佳奈子さんがメインスピーチ。夏の参院選について、「改憲勢力3分の2を阻止したことは大きな成果」だとし、「投票に行っていない人が投票所に足を運べば、立憲勢力はもっと伸びるはず」だとし、「今の政治は問題だと思っている人は多い。若い人にも呼び掛け、一人一人に立憲勢力への投票を働き掛けて、選挙での進展に結び付けよう」と呼び掛けました。

野党各党がスピーチ

 集会では、立憲民主党の辻元清美、尾辻かな子両衆院議員、村上賀厚(のりあつ)大阪府第1区総支部長、日本共産党の清水忠史衆院議員、社民党の服部良一元衆院議員が登壇しました。辻元、清水、服部の各氏が代表してスピーチしました。
 市民各分野からは、広島の被爆者で寝屋川市原爆被害者の会の山下しのぶさん、原発賠償関西訴訟原告団団長の森松明希子さん、森友学園問題を考える会メンバーの木村真豊中市議、カジノ問題を考える大阪ネットワーク事務局長の薮田ゆきえさんがスピーチを行いました(野党代表、市民各分野のスピーチは下の記事へ)。
 文化行事も多彩で、えん罪や自殺のない社会を訴えている音楽ユニット「MIC SUN LIFE(マイク・サン・ライフ)」のラップ、おーまきちまきさんのアコーディオン弾き語り、中川五郎さんのギター弾き語り、大阪朝鮮高級学校舞踏部の舞踊などが披露され、会場と一体になりました。

基地建設強行絶対許さない
日韓市民の力で憲法守ろう 沖縄・韓国から連帯あいさつ

山城博治さん

山城博治さん

 沖縄から駆け付けた沖縄平和運動センターの山城博治議長は、首里城焼失で「県民は落胆し悲しみに包まれているが、全国の皆さんの声援に応えられるように必ず進んでいく」と表明。辺野古新基地建設で政府が大浦湾の海底の地盤改良工事を強行しようとしているとし、「サンゴが群生する大浦の海に赤土をかぶせる暴挙は絶対に許さない」と述べるとともに、離島でも基地建設が強行されていると報告。「憲法を変えてはならない。戦争の道に行ってはならない」と訴えました。

 

李承勲さん

李承勲さん

 韓国内300を超える市民団体の連帯組織、韓国市民社会連帯会議の李承勲(イ・スンフン)事務局長は、太平洋戦争中の徴用工問題で日本企業に賠償を求めた韓国の最高裁判決を、「安倍政権が無視し、歴史を再び過去に引き戻そうとしている」と批判。韓国では安倍政権糾弾のキャンドル集会が9回開催されているとし、日韓の市民の共同の力で、安倍政権とたたかい、平和憲法を守り抜き、韓日軍事情報保護協定GISOMIA(ジーソミア)永遠破棄、辺野古基地建設中断をと訴えました。




共闘で新しい政治を開こう
おおさか総がかり集会 野党と市民 手を携えて

 3日開かれた「おおさか総がかり集会」には日本共産党の清水忠史衆院議員、立憲民主党の辻元清美府連代表・衆院議員、尾辻かな子衆院議員、村上賀厚・大阪第1区総支部長、社民党の服部良一元衆院議員が参加し、立憲民主党の森山浩行衆院議員もメッセージを寄せました。原爆被害者、原発賠償訴訟、森友学園問題追及、カジノ反対で運動する4つの市民団体代表もスピーチしました。各氏の発言(要旨)を紹介します。

大阪のど根性で安倍政権・維新倒そう
日本共産党 清水忠史衆院議員

清水minpou この間の台風でお亡くなりになられた方にお悔やみを申し上げるとともに、被災された方にお見舞いを申し上げます。政府がこれまでにない救援・復興に当たるよう、しっかり求めていきます。河野防衛相の「雨男」発言は絶対に許せません。
 菅原経産相が辞任しました。金品を配るような経産相に、関電の「原発マネー」疑惑は解明できません。国民が求めているのは「賄賂」ではなく「廃炉」。金品を受け取った関電役員は参考人招致に応えよと、野党協力して頑張ります。
 安倍首相自身が疑惑の張本人。森友・加計の疑惑は一切解明されていません。何よりのモラルハザードは、違憲の集団的自衛権行使を容認し、安保法制を強行したことです。皆さんと新しい政治を切り開くには、参院選で大きな成果を上げた「市民と野党の共闘」が必要。埼玉、岩手の県知事選で野党共闘の候補が勝利しました。今月は高知県知事選で勝利したいと思います。大阪でもカジノ反対、「都」構想粉砕、大阪のど根性で維新政治も倒しましょう。

国会で野党が力を合わせ大きな成果が
立憲民主党 辻元清美衆院議員

辻元minpou まず野党共闘の成果を報告したい。1週間のうちに大臣が2人辞めるというのは異常事態。野党が力を合わせ、国会で質疑し野党合同ヒアリングをし、英語民間試験にストップをかけました。野党が力を合わせて、高校生と連帯した結果です。
 国会の中の野党が共闘・連帯し、市民とつながることで、憲法には指一本触れさせないことが、私たちの役割です。
 私は2年前の10月から国対委員長を務めてきました。この2年間、憲法審査会を実質1回も開かせなかったのは成果です。野党が力を合わせて、おかしな安倍政権の改憲に、皆さんと一緒に引き続き歯止めをかけていきたいと思います。
 萩生田大臣の、格差を容認するような「身の丈」発言がありました。高校生たちは「もう一度、あらゆる子どもたちが平等に教育を受けられる憲法を読み直せ」と言いました。いま憲法をしっかり実現する。安倍さんや萩生田さんこそ憲法を勉強して、憲法の理念を実現させる声を上げていきたいと思います。共に頑張りましょう。

安倍改憲阻止に向けて断固たたかおう
社会民主党 服部良一元衆院議員

服部minpou 10月5日に韓国で300万人の大きなキャンドル行動がありました。日本のマスコミは報道しません。韓国の民衆、沖縄の民衆と一緒に改憲を阻止して、東アジアの平和をつくる意思統一の場にしていきましょう。
 安倍自民党の臨時国会での目標は、国民投票法の改正案を通過させ、あわよくば自民党の改憲案を憲法審査会で議論することでした。憲法審査会は会期末まであと5回。首相の目標は、自分の任期中、21年9月までに国民投票を実施すること。来年の五輪をはさんで、通常国会や秋の臨時国会で改憲発議することを虎視眈々と狙っています。五輪後に解散があるとすれば、衆院選と国民投票をセットで行うなどいろんなシナリオを考えているのではないか。
 安倍改憲を実現するために、問題だらけの国民投票法改正案を仕掛けていくことに絶対反対です。この1年はまさに勝負の年。憲法審査会の動向を注目して下さい。改憲阻止に向けて断固たたかいましょう。戦争法の違憲判決を求める裁判にも注目して下さい。

(大阪民主新報、2019年11月10日号より)

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