おおさかナウ

2019年09月30日

革新懇全国交流会
10月19・20日に神戸で

野党連合政権目指す時代
各地の経験を学び交流を

大原真大阪革新懇事務局長に聞く

 平和・民主・革新の日本をめざす全国の会(全国革新懇)が2年に1度開く「地域・職場・青年革新懇全国交流会」が、ことしは10月19日から2日間、神戸市内で開催されます。「成功に向けて大阪からも多数の参加を」と取り組みを強めている、進歩と革新をめざす大阪の会(大阪革新懇)の大原真事務局長に、全国交流会の意義や魅力などについて聞きました。

総選挙を目指し

大原真氏

大原真氏

 全国交流会は2年に1回開かれます。ことしのメーンスローガンは「参院選を土台に私たちが安倍政治を終わらせる」。大阪では厳しい結果でしたが、全国的には32ある1人区中10選挙区で野党統一候補が勝利し、改憲勢力の議席が憲法改悪発議に必要な3分の2を割り込む結果となりました。この新しい情勢を踏まえて開かれます。
 全国交流会の意義は3つあります。第1に、いよいよ次は総選挙、政権選択を問う一大政治戦です。大阪の19小選挙区をはじめ、立憲野党が団結して「市民と野党の共闘」で勝利するための全国的政治集会です。第2に、そのためには「市民と野党の共闘」を各地域で進める必要があり、職場や地域、青年分野での革新懇づくりを行う契機となります。第3に、全国各地の革新懇のさまざまな経験を学び、交流し、明日からの運動に生かします。19日の全体会は2千名規模で成功させるとともに、20日の分散会・分科会では苦労話を含めて交流します。

革新懇の魅力を

 大阪革新懇は、職場や地域で全国的にも優れた経験を持ちつつも、全体としては一進一退の状況です。「九条の会もあり、革新懇のイメージが湧かない」「あったらいいが、なくても…」との声も一部にあります。こうした思いの人こそぜひ参加していただき、野党連合政権を確立する時代にふさわしい革新懇の必要性と魅力に触れてください。今回初めて設定されたジェンダー平等の分科会にも、期待が高まっています。
 大阪革新懇では300人の参加目標を持ち、すべての地域革新懇と賛同団体からの参加はもちろん、革新懇が確立していない地域や職場からの参加、賛同団体の基礎組織からの参加を呼び掛けています。

〝発祥の地〟から

 堺市民懇では青年革新懇を含め40人の目標を持ち、バスも出して参加することを決めています。職場革新懇では5つの単位から目標の50人を超える参加確認が報告され、大阪全体の申し込みはすでに100人を超えています。全国交流会を契機に“革新懇発祥の地・大阪”から革新懇の発展・強化・再結成を進め、草の根からの幅広い共同の運動で安倍政権退場・維新政治に終止符を打つ土台をつくりましょう。

全国交流会の日程・内容

 10月19日(土)午後1時半~5時半、神戸文化ホール(JR神戸駅から徒歩10分)。全体会。問題提起と報告(小田川義和・全労連議長)、連帯あいさつ(憲法学者・小林節、総がかり行動実行委共同代表・福山真劫、首都圏反原発連合・ミサオ・レッドウルフの各氏)、特別発言=「ジェンダー平等」(岡野八代・同志社大学教授)、「政党報告」(志位和夫・日本共産党委員長)ほか。
 20日(日)午前9時~正午、兵庫県民会館など。分散会(8会場)は「『市民と野党の共闘』の発展を目指して―革新懇活動の交流と議論」、分科会は①職場②青年③市民と野党の共闘④ジェンダー平等の4テーマで交流・討論します。
 参加費1千円(1日のみは500円)。問い合わせ・申し込みは06・6357・5302大阪革新懇。

(大阪民主新報、2019年9月29日号より)

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