おおさかナウ

2019年07月14日

共産党躍進で暮らしに希望の政治を
参院選 党派・世代超え広がる支持
中野雅司さん

 日本と大阪の進路がかかった参院選は、選挙区も比例も1票を争う大激戦になっています。日本共産党は、野党共闘勝利と共産党躍進で安倍政権と維新政治を終わらせ、新しい政治をつくろうと、「希望」の提案を示し、比例7議席以上、大阪選挙区でたつみコータロー議員の再選目指して全力を挙げています。安倍政権に正面から対決し、共同を誠実に貫き、政治の歪みを大本から変える日本共産党とたつみ候補に、党派や世代を超えて期待が広がっています。

共産党と野党の力結集し
安倍自民と維新を少数に

浪速産業株式会社代表取締役社長
大阪を知り考える市民の会世話人
中野雅司さん

 浪速産業株式会社代表取締役社長で自民党支持の中野雅司さんが、参院選公示日の4日、マイクを握り、日本共産党と野党の力の結集で安倍自民と維新を少数にと訴えました。中野さんにその思いを聞きました。

安倍政権下での憲法議論はノー

中野雅司さん

中野雅司さん

 うちは祖父の代から自民党支持です。しかしこれだけいろんなものを見せられると、とても安倍政権のことは支持できません。森友、加計学園問題、書類の改ざんと何一つ謝りも訂正もせず、何事もなかったように進んでいっています。
 憲法の問題でも、自民党の改憲案を見ていると国家主権に変わっています。僕らが生まれて育ってきた戦後の憲法の一番大事な国民主権を、なぜ国家主権に変えなければいけないのか。安倍さんはそれをたたき台にして議論しましょうと言っていますが、それが出てきた背景やどんな影響が出てくるかなどの説明がなされていません。安保法制や特定秘密保護法など自民党が通してきたやり方を見ていると、安倍さんが差配している間に憲法の議論を俎上に乗せては絶対にいけないと思います。僕らの子どもや孫の時代にそんな日本を残していっていいのかと強く思います。

消費税10%こそ経済を破壊する

 安倍さんは経済あってのことだとよく言いますが、消費税10%は経済を破壊します。
 自分たちも法人ですが、法人税がこのままでいいのか、金融取引に関わる税金が今のように優遇されていいのかなど、税の論議こそやっていかなければならないと思います。額に汗してこつこつ働くことが、もっと高く評価されるべきだと思います。

維新は完全に安倍政権の先兵隊

 維新は完全に安倍政権の先兵隊としてやっているようにしか思えません。維新が増えて、公務員が住民の味方ではなく政治家の手先に変わっていくようなことになれば、大変なことになります。地方選で勢いを出した維新を参院選でストップさせなければならないと思います。

「都」構想反対と言えない自民党

 大阪選挙区から出ている自民党候補は、立候補した時、「都」構想についての質問に、微妙だから答えられないと言いました。今まで反対で一緒にやってきたと言っていたのに急にひっくり返すような人は信じられない。通ったら維新にすり寄って「都」構想推進のほうに行くかもしれない人を、絶対に通してはいけないと思います。

民主主義を守り筋を通す共産党

 共産党さんは一番民主主義を守ろうとしています。前回の衆議院選挙でも身を捨てて他の野党を助けたことはすごいし、今度は議席をとってほしいと思います。いまの大阪府議会や大阪市議会を見ていても、議会を健全にするためには、一定数の共産党の議員が要ると思います。問題点を国民や市民にあぶり出す勢力が絶対に必要です。
 たつみさんは、森友学園問題でも見事な指摘をされてきました。ああいう優秀な人が野党におられることは、すごくいいことです。共産党だからこそ一本筋が通っているのでしょう。ぜひ再び国会に戻っていただきたいと思います。
 共産党や野党の皆さんの力の結集で、安倍政権と維新の議席を減らして、日本が奈落の底に引きずり込まれるような流れをストップさせて、新たな潮流を起こしていただきたいと思います。


(大阪民主新報、2019年7月14日号より)

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