おおさかナウ

2019年06月30日

入管施設の人権侵害告発
市民グループが行動

入管に向かい収容者に激励を送るたつみ議員=22日、大阪市住之江区内

入管に向かい収容者に激励を送るたつみ議員=22日、大阪市住之江区内

 法務省の入管施設に収容されている外国人への人権侵害は許されないと、大阪市住之江区の大阪出入国在留管理局前で22日夜、市民グループ「#saveimmigrantsOsaka」が呼び掛けた抗議行動が取り組まれました。横断幕やプラカードを手にした約30人が、「大阪入管人権守れ!」などと収容者に聞こえるよう拡声器で呼び掛けました。

 グループは昨年以降、入管施設での長期収容や人権無視、劣悪な医療環境の改善などを求めて発信しています。

 入管施設には、日本での生活を希望しながらも在留資格を得られずに、家族や地域社会と切り離された外国籍の人たちを収容。大阪入管でも、被収容者への暴力はじめ人道的配慮を欠いた対応の告発が続いており、昨年6月の大阪北部震災を前後し、6人部屋に収容者17人が入ったまま24時間以上施錠する事件も起きています。

 たつみ議員は昨年11月に大阪入管を視察。1年以上にわたり収容された男性らと面会し、処遇環境などを聞き取り、同月26日の参院予算委員会で質問しました。

 収容施設に向かい呼び掛けると、窓越しに手を振って応える姿も見え、「ありがとう!」「助けてください」と声が返ってきました。

 たつみ議員もマイクを握り、「1日も早く仮放免が実現するよう国会で取り上げていく」と激励しました。


(大阪民主新報、2019年6月30日号より)

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