おおさかナウ

2019年06月23日

消費税公平ってホント?/憲法こそ持つべき印籠
「チコちゃん」「水戸黄門」も登場
「集い」で語る共産党の値打ち

 参院選での日本共産党躍進、大阪選挙区でのたつみコータロー参院議員の再選を必ず勝ち取とろうと、同党の北山良三元大阪市議が地元・西淀川区はじめ各地の「集い」で、参加者と対話しながら、日本共産党の値打ちを訴えています。その要旨を紹介します。

元大阪市議 北山良三さん

庶民から取り大企業に減税

「たつみコータローさんを国会へ送ろう会」の集会で語る北山良三元大阪市議=14日、大阪市中央区内

「たつみコータローさんを国会へ送ろう会」の集会で語る北山良三元大阪市議=14日、大阪市中央区内

 NHKテレビの人気番組「チコちゃんに叱られる」で、5歳のチコちゃんが大人に「なんで?」と聞きますね。普段、当たり前だと思っていることが、ちゃんと答えられなくなって、チコちゃんが「ボーっと生きてんじゃね~よ」と叱ります。

 「消費税は公平な税金」と思っておられる方があるかも知れません。いま誰でも8%の税率ですから。そこで私はチコちゃんのように、「それ、ホント?どうして」とお聞きしたいと思います。消費税は「福祉のため」と政府は言ってきましたが、福祉の必要な人ほど重い負担となる消費税は、一番ひどい不公平な税金ではないでしょうか。

 大企業はどうでしょう。昨年度のトヨタ自動車の売り上げは30兆円もありますが、「研究開発減税」だけで、6年間で6千億円まけてもらっているんです。庶民から消費税をしぼり上げながら、大企業は減税されています。

 江戸時代に義賊とされた「ねずみ小僧」は、悪徳商人から千両箱を盗み、困っている庶民に配りました。庶民を助けるという目的はいいが、手段は犯罪です。同時に、持っている人からいただいて、生活が大変な人に使ってもらうことは大切。日本共産党は、消費税を上げるのをやめ、大企業や大金持ちから、ちゃんと普通に税金をもらい、福祉や教育のために使おうと提案しています。

中小企業並みに課税すれば

訴える北山良三さんminpou 中小企業が払う税金は、全国平均で、もうけに対して18%です。一方、資本金10億円以上の大企業は10%。もっと大きな大企業は「連結決算減税」で、たったの5・2%です。大企業に、せめて中小企業並みに税金を払ってもらうだけで、約4兆円の財源ができます。消費税増税に頼る必要はありません。

 水戸黄門は、助さん・格さんたちと諸国を旅し、悪代官や悪徳商人をこらしめて、困っている人たちの問題を解決します。庶民を助けるのは素晴らしいですが、解決方法は、徳川家の葵の御紋の入った印籠を出す、つまり権力でねじ伏せること。私たちが持つべき“印籠”は、憲法です。政府や官僚が悪行に走らないように、権力の手を縛るのが憲法です。

庶民の声届け政治動かす党

 そして庶民を助けることは、日本共産党が最も大切にしていることです。みんなと一緒に暮らし、働く中で、願いや問題をつかみ、国会に届けて政治を動かしています。

 日本共産党はどんな企業、団体からもビタ一文も受け取らず、政党助成金ももらいません。だからこそ、大企業や安倍首相や政府に堂々と物が言えます。

 この党を大きくし、たつみコータローさんを大阪から再び参議院に送り出して、皆さんが身近に「おかしい」と感じることを、国会で「おかしい」と言って解決していく力を、ご一緒につくりましょう。

(大阪民主新報、2019年6月23日号より)

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