おおさかナウ

2019年05月12日

たつみ議員新著「国会追及 直及勝負」
声あるところ走り続けた6年
出版記念会〝参院選必ず勝ち抜く〟

 日本共産党参院議員、たつみコータロー氏の新著『国会追及 直及勝負』の出版記念イベントが4月27日、大阪市内で開かれ各界から90人が出席しました。たつみ氏は1期5年余の活動について、森友疑惑や社会問題に発展したコンビニ質問などの追及を挙げ、出版の経緯と著作に込めた思いを紹介。「1人でも多くの人がこの本を手にとっていただければ幸いです。皆さんと力を合わせ、今夏の参院選で必ず勝ち抜きたい」と意気込みを語りました。

森友・コンビニ・ホテル…各界から祝辞

現場で苦しむ国民の声を聞いて

たつみコータロー参院議員の著書『直及勝負』の出版記念会=4月27日、大阪市天王寺区内

たつみコータロー参院議員の著書『直及勝負』の出版記念会=4月27日、大阪市天王寺区内

 2013年7月の初当選以降、たつみ氏は220回を超える国会質問を重ねてきました。本書の出版は、草の根の要求と願いを国政へ届けてきた活動と、同氏の人間像を広く知ってもらおうと企画。4月8日に販売されました。

 第1章「森友事件700日の記録」では、疑惑の核心に迫ろうと質問を重ねるたつみ氏と、同党国会議員団、市民と野党共同のたたかいを克明に記録。第4章「コンビニの闇に斬り込む」では、24時間営業に苦しむFCオーナーの生活実態はじめ、社会問題へと発展したコンビニ業界をめぐる法的課題に迫る質問の全貌を紹介しています。

 出版記念会であいさつしたたつみ氏は、「力の限り、走り続けてきました。国会質問で心掛けてきたのは、現場で苦しんでいる当事者の声を聞くことです。当事者の皆さんに直接聞いた実態は、政府も否定できない」と述べ、質問に至った背景や苦労話を語りました。

真相解明に迫り弱者に寄り添う

 各界から10氏がスピーチしました。元NHK記者で大阪日日新聞記者の相澤冬樹氏は、取材を通したたつみ氏の人間像に触れながら、「記者の仕事は、政権にとって不都合な真実に迫り、貧しい人や立場の弱い人の声を伝えること。政治家の仕事もそうあってほしいし、たつみ議員は両方を兼ね備えた人との印象を持っています。森友問題はまだ終わっていません。国会で是非とも追及を続けてほしい」とエールを送りました。

質問をきっかけに「山が動いた」

 コンビニ問題では、コンビニ加盟店ユニオンの酒井孝典委員長が、「たつみ議員の質問をきっかけに『山が動いた』」と強調。「何度も現場に足を運んでいただいた。市民目線で活動するこんな議員は、他にはいない」と期待を寄せました。

 時短営業に踏み切り24時間営業の問題点を社会に問い掛けている東大阪市のコンビニオーナー松本実敏さんは、「法律面から、引き続きコンビニ問題に迫っていただきたい」と述べ、愛知大学の木村義和准教授は、「(一定の地域に集中的に出店する)ドミナント戦略など山積する課題解決へ、フランチャイズ規制法の議論をお願いしたい」と語りました。

弱き者を助ける力のある議員だ

 大阪府ホテル協同組合の小池政則名誉会長は、民泊問題をめぐるたつみ議員の国会質問に触れ、「弱き者を助ける素晴らしい力のある議員」だと語りました。森友疑惑を追及してきた地元豊中市の木村真市議(無所属)と山本いっとく元豊中市議(日本共産党)が、漫才風に「もう一度、国会へ」と発言しました。

 全大阪生活と健康を守る会の江田有子事務局長は、たつみ氏が9年間勤務した生健会の取り組みに触れ、「憲法の生存権が保障される社会を一緒に実現したい」と語り、青年の代表2人が発言しました。

 お礼のあいさつに立ったたつみ氏は、「7月の参院選は民主主義が問われる選挙です。多くの市民と力を合わせ必ず勝利したい」と決意を語りました。

 終了後のサイン会にも長い列ができ、たつみ氏は一人一人に謝意を述べ、記念撮影に応じました。

(大阪民主新報、2019年5月12日号より)

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