おおさかナウ

2019年04月14日

国会に必要な宮本さん
市民と野党の力で勝利を
衆院大阪12区補選 小池書記局長が訴え

 衆院大阪12区補選が告示された9日午後、街頭演説「市民&野党 ホンキで変える キックオフ」で、日本共産党の小池晃書記局長・参院議員が今回の選挙戦の争点を明らかにし、無所属で立候補した前日本共産党衆院議員の宮本たけし候補の必勝を訴えました。

街頭演説「市民&野党 ホンキで変える キックオフ」で宮本たけし候補の訴えに声援を送る人たち=9日、寝屋川市内

街頭演説「市民&野党 ホンキで変える キックオフ」で宮本たけし候補の訴えに声援を送る人たち=9日、寝屋川市内

政治の私物化許さぬ審判を

 「きょうから、宮本たけしは、『日本共産党だけの宮本たけし』ではありません。『みんなの宮本たけし』『市民と野党の代表の宮本たけし』です。本気の共闘と覚悟の勝負を掛けた宮本たけしを勝ち抜かせて下さい」と切り出した小池氏。安倍晋三首相と麻生太郎副総理を「忖度」したと発言して塚田一郎国交省副大臣が辞任に追い込まれた下関北九州道路計画、森友・加計問題にみられる政治の私物化は許さないという審判を、はっきり下そうと力を込めました。

道理なき増税やめさせよう

宮本候補(右)の勝利を必ずと訴える小池書記局長(右から3人目)=9日、京阪寝屋川市駅前

宮本候補(右)の勝利を必ずと訴える小池書記局長(右から3人目)=9日、京阪寝屋川市駅前

 ことし10月からの消費税10%増税をめぐり、「軽減税率」「ポイント還元」「商品券」のごまかしを明らかにし、「今度の選挙ではっきり審判を下し、こんな道理のない消費税増税は許さない、安倍政権にあきらめてもらう1票を宮本たけしにと、どうか広げて下さい」と呼び掛けました。

 安倍首相は「消費税は社会保障のため」と言うが、医療・年金を改悪し、今でも高い国民健康保険料を引き上げ、このままで寝屋川市で4人家族で平均的な収入の場合、年間1万3800円の値上げになると告発しました。「消費税を上げて、国保料も上げるダブルパンチは許さないの声を上げよう」と強調。1兆円の公費を投入すれば、寝屋川市では年間41万円の国保料を26万円に、四條畷市では43万円を26万円に、大東市では43万円が27万円になるとし、「こういうことこそいま政治が真っ先にやるべき仕事」と語りました。

 小池氏は消費税に頼らず社会保障を充実する道を提案。トランプ大統領言いなりの兵器爆買いをやめ、史上最高のもうけを上げている大企業から中小企業並みの法人税を取れば4兆円、株で大もうけしている富裕層から平等に所得税を取れば、3兆円の財源が生まれるとし、「消費税増税をやめ、国保料の大幅値下げを宮本さんにやってもらおう」と語りました。

憲法守るため党派を超えて

 安倍首相が「改憲論議は国会議員の責任」「改憲論議に国民の理解を深めたい」と述べ、9条改憲に執念を見せていることに、「どんな世論調査でも改憲を望む人は少ない。憲法で縛られている首相が、自らの縛りを解くための改憲の旗を振る。こんなひどい政治はない」と批判。「立憲主義、憲法の平和主義を守る願いを、党派を超えて宮本たけしへと広げて下さい」と訴えました。

 最後に小池氏は、宮本氏と同じ1998年の参院選で初当選し、ともに国会で仕事をしてきたと紹介。「宮本さんのたたかう姿をこの20年、一番身近で見てきました。太鼓判を押して皆さんにお勧めする素晴らしい政治家。国会にどうしても必要な人。この選挙で必ず国会に送り返して下さい」と力を込めました。

(大阪民主新報、2019年4月14日号より)

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