おおさかナウ

2019年02月24日

住吉市民病院跡地
地元要望に沿い病床を
日本共産党 尾上議員が質問
大阪市議会民生保健委員会

19大阪市会、西成区_尾上やすお 大阪市議会民生保健委員会が15日開かれ、日本共産党の尾上やすお議員が、住吉市民病院(大阪市住之江区)の跡地に整備される新病院の基本構想案について質問しました。

 新病院をめぐって大阪市は、市議会や医療審議会には「産科10床・小児科10床」を設けると説明してきました。ところが1月末に公表された基本構想案では、小児科も産科も外来のみ。地元医師会や住民からは、病床を求める運動が広がっています。

 「なぜ新病院にベッドをつくらないことになったのか」と尾上氏がただしたのに対し、市側は「慢性的な医師不足の中で医療資源の集約化・重点化が推進されており、病床を持つと医療資源の分散化が避けられない」との答弁に終始しました。

 吉村洋文大阪市長は、府市共同住吉母子医療センター(住吉区)の開設などでハイリスク症例への対応や小児・周産期医療の充実を図っているなどと答弁。尾上氏は、「住吉市民病院が担ってきたのは身近な医療だ」と強調。廃止後に暫定的に開設されている住之江診療所にも病床がないことを示し、新病院は「地元の医師会や住民の要望に沿ったものにすべき」と求めました。

 また住之江診療所や住吉母子医療センターへのアクセス改善へ具体的な取り組みを急ぐよう求めました。

(大阪民主新報、2019年2月24日号より)

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