おおさかナウ

2018年07月01日

ブロック塀の撤去始まる 高槻市

3年間前に危険性指摘

 大阪北部を震源とする最大震度6弱の地震で高槻市立寿栄小学校のブロック塀が倒壊し、登校中の小学4年の女子児童(9)が亡くなった問題で、3年前に防災専門家がブロック塀の危険性を指摘していたことが分かりました。

 防災アドバイザーの吉田亮一氏(60)は2015年11月に同小で開かれた「防災教室」で講演。このとき通学路を点検し、ブロック塀の危険性と点検の必要性を学校側に伝えました。

 翌12月には学校側にメールで資料を送り、学校側の要請を受けて高槻市教委は16年2月に打診棒などによる簡易検査を行いましたが、「安全」と判断したといいます。

 建築基準法はブロック塀の高さを2・2㍍以下に制限し、学校設備の定期点検を義務付けています。

 市は3年に1度定期点検を実施していましたが、前回17年1月の点検は目視による劣化などの確認しか実施せず、検査が適正に行われていなかった問題が指摘されています。

 高槻市は事故を受けて市内の小中学校のブロック塀を緊急調査。高さ1・2㍍以上で「控え壁」がない、建築基準法に適合しないブロック塀が小中合わせて15校で確認。6月25日からブロック塀の撤去作業を始めました。

 

(大阪民主新報、2018年7月1日号より)

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