おおさかナウ

2018年04月14日

第9回法定協
大阪市つぶす「都」構想
「特別区」名称など提案

「特別区」の名称案などが示された第9回法定協=6日、大阪市役所内

「特別区」の名称案などが示された第9回法定協=6日、大阪市役所内

 大阪市を廃止して「特別区」に再編する「大阪都」構想の制度設計を議論する大都市制度(特別区設置)協議会(法定協)の第9回会合が6日、大阪市役所内で開かれました。2月の第8回法定協で絞り込まれた区割りに基づき、副首都推進局が区の名称や庁舎の位置、区議会議員定数などの制度案を提示。次回以降の法定協で議論されます。

 区の名称は第1区(此花、港、西淀川、淀川、東淀川の各区)が「東西区」、第2区(北、都島、福島、東成、城東、鶴見の各区)が「北区」、第3区(中央、西、大正、浪速、住之江、住吉、西成の各区)が「中央区」、第4区(天王寺、生野、阿倍野、東住吉、平野の各区)が「南区」とされています。

 「特別区」の本庁舎の位置は「東西区」が現淀川区役所、「北区」が現大阪市本庁舎、「中央区」が現西成区役所、「南区」が現阿倍野区役所とするとしています。

 「特別区」の区議会議員定数については、前回2015年の住民投票にかけられた「特別区設置協定書」では、当時の市議会議員定数(86人)を各「特別区」に割り振っていましたが、今回の案では近隣中核市6市の議員1人当たりの人口(平均)などから割り出した試算結果を3種示しています。


(大阪民主新報、2018年4月15日号より)

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