おおさかナウ

2017年09月03日

軍事挑発・核開発やめよ
北朝鮮ミサイル発射で抗議

 北朝鮮が8月29日早朝、弾道ミサイル発射を強行し、北海道上空を通過、襟裳岬東方約1180キロに着弾したとされます。大阪の平和団体が宣伝や声明で軍事挑発中止と平和的解決を求めました。

平和的解決へ対話のテーブルに
西淀川

ヒバクシャ署名西淀川区minpou 戦争あかん西淀川実行委員会と西淀川区原水爆禁止協議会は大阪市西淀川区内3カ所で、「ヒバクシャ国際署名」の街頭宣伝。JR御幣島駅前の宣伝=写真=で西淀労連の矢野正之さんは、北朝鮮のミサイル発射を「紛争の平和的解決を目指す国際社会の努力を踏みにじる行為」と批判。国連で採択された核兵器禁止条約の意義に触れ、「問題の平和的解決のためにも日本の政府が条約に率先して調印、批准を」と訴えました。

 男子中学生は「学校で北朝鮮の弾道ミサイル発射について話し合った。平和を守ってほしい」と語り、看護師の女性(56)は「核兵器禁止条約採択を拒否した日本政府は間違っている」、別の女性も「核抑止論にしがみつくのは時代遅れ。戦争の道具すべてをなくすべき」と話していました。

 8月の原水爆禁止世界大会に親子で参加した大西君恵さん(40)は「子どもたちに核兵器廃絶の願いと平和憲法の意義を伝えていきたい」と話していました。

平和委員会

 大阪平和委員会は抗議声明を発表。北朝鮮に対し、軍事挑発と核・ミサイル開発中止、対話のテーブルにつくことを求めるとともに、関係各国も軍事緊張を高める行動を中止し、平和的外交解決に徹することを強く求めました。

 

(大阪民主新報、2017年9月3日付より)

 

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