おおさかナウ

2017年07月02日

清水忠史の国会レポート
「学園天国」に都民の審判を

syuusyou4ku_shimizu_web まさに「学園天国」という呼び名がふさわしい第193通常国会が閉会しました。総理夫人が名誉校長を務める森友学園に国有地を格安で払い下げた問題に始まり、総理「腹心の友」が経営する加計学園に国家戦略特区を利用して獣医学部新設を認めた問題では、まともな説明を避け強引に国会を閉じるという、安倍総理による国政の私物化が大問題になった国会でした。

 問題があればその都度ていねいな説明を行うと記者会見で述べた安倍総理ですが、野党が求めた閉会中審査を拒否し、憲法53条の規定に従って要求している臨時国会にも後ろ向きです。内心の自由を侵す共謀罪法は、秘密保護法、戦争法とともに廃止をめざし、国民的連帯をいっそう広げるため全力を尽くします。

 憲法9条の改悪案を年内にも国会提出しようとする安倍政権の暴走に対し、厳しい審判を下す絶好のチャンスが、7月2日投開票の東京都議選です。小池新党なるものも現れましたが、石原・猪瀬・舛添と三代にわたって知事と一体に都政の闇をつくってきた自民党・公明党対日本共産党が真の対決構図です。

 無駄な高速道路よりも福祉施策の充実を訴え、「無害化」できない豊洲市場への移転はキッパリ中止し、築地での再整備を求める日本共産党の政策に大きな期待が自民党支持者からも寄せられています。私も、北多摩1区を中心に応援に入り、現有17議席の確保と、さらなる議席の積み増しをめざして奮闘しています。大阪民主新報読者のみなさんもお力を貸してください。(しみず・ただし 日本共産党衆院議員 毎月第1週に掲載)

(大阪民主新報、2017年7月2日付より)

 

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