おおさかナウ

2016年10月23日

安心して住み続けられる町に
太子町議選 23日開票

共産2氏が奮闘

 23日投開票の太子町議選で日本共産党の西田いく子(53)、阪口ひろし(68)=共に現=の両候補は、循環バス実現や公共料金値下げ、子ども医療費助成制度拡充などを訴え、「安心して住み続けられる町に」と奮闘しています。定数11に現職全員と新人3人の計14人が立候補の大激戦です。

 循環バス実現は同党が1999年に初めて議会で取り上げました。住民が立ちあげた「循環バスを走らせる会」が1348人分の請願署名を議会へ提出。同党が紹介議員になり、この4年間だけでも12回、一般質問で取り上げています。浅野克己町長は「外出支援の検討」を約束。「予約型乗合ワゴン車」の試行運転が始まりました。

 しかし現在の乗合ワゴンは、65歳未満は付き添いや乗客の配偶者でも乗れない上、運行は町内に限られています。「妊婦や小さい子どもも乗れるようにしてほしい」などの声もあります。同党は公共交通のための協議会の設置を訴え、浅野町長から前向きな答弁を引き出しました。

 告示日18日、出発式に駆け付けた同党の宮原威府議は、「大阪は都会と言われるが移動に困っている人は多い。太子町で循環バスが実現すれば、大阪全体に影響する」と述べ、同党の議席獲得で、平和や自衛隊員の命を守ろうと呼び掛けました。

 同党は水道会計基金約8億円などを活用した水道料金値下げや、町の貯金に当たる財政調整基金約15億の一部活用で、子どもの医療費助成の対象年齢を高校卒業まで拡充(約628万円)など、子育て支援、暮らし応援を訴え。学校給食・がん検診の無料化などを掲げ、「子どもからお年寄り、障害者にも住みやすい町に」と訴えています。

西田候補

西田候補

阪口候補

阪口候補

(大阪民主新報、2016年10月23日付より)

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