おおさかナウ

2016年08月28日

宮本岳志の国会レポート
平和と相互理解のかけ橋に

 

宮本 8月18日から20日まで超党派の「子どもの未来を考える議員連盟」の一員として、中国・北京で開催された「日中韓子ども童話交流2016」に参加しました。

 この事業は日本・中国・韓国の子どもたち計100人が1週間ともに生活し、相手国の生活や文化、歴史を学び合うとともに共同して自分たちの絵本をつくりあげるというもので、2002年に始まりました。以来、ほぼ毎年開催され、当初は日本で開催していましたが、2011年からは3カ国持ち回りで開催されています。

 これまで毎年東京で行われる出発式に参加してきましたが、今回はじめて子どもたちとともに開催地の中国に行きました。議員の参加は中国での開会式と、翌日の「万里の長城」訪問だけでしたが、開会式の日は雨にたたられたものの、翌日は抜けるような快晴。子どもたちも大喜びで、すぐに中国・韓国の子どもたちと仲よくなっていました。
 いま在日外国人に対する「ヘイトスピーチ」や、国民相互の好感度の低下が問題となっています。「言論NPO」が今年行った日韓共同世論調査によると、日韓両国民の相手国に対する印象は依然悪いものの、特に渡航経験があるか、相手国に知人がいる人の相手国に対する認識は、そうでない人よりもプラスの傾向を強く持っていることが明らかになっています。
 「日中韓子ども童話交流」事業が、日・中・韓3カ国の新たな平和と相互理解のかけ橋として、今後も末永く続けられてゆくことを願ってやみません。(みやもと・たけし 日本共産党衆院議員 毎月第4週に掲載)

(大阪民主新報、2016年8月28日付より)

 

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