おおさかナウ

2016年08月20日

大型開発優先やめよう
暮らし守る箕面へ
住谷箕面市長候補 市政転換訴え

 箕面市長選と市議選は14日告示され、21日に投開票されます。市長選は、日本共産党も参加する「みどりとくらしをまもるみんなの革新箕面をつくる会(みんなの会)」代表委員で新人の住谷のぼる氏(69)と、3選を目指す現職の倉田哲郎氏(42)の一騎打ちとなっています。

箕面市長選21日投票

訴える住谷箕面市長候補

訴える住谷箕面市長候補

 今回の市長選では倉田市政2期8年が問われています。北大阪急行(北急)延伸事業は当初計画で市負担は80億円だったのが214億円に急増。関連開発である大阪大学の船場地区への移転経費162億円は市が負担する必要がないにもかかわらず、進めようとしています。
 一方で倉田市長は国民健康保険(国保)料を5年連続で値上げし、小中学校の35人学級の独自実施に背を向け、深刻な問題になっている保育所待機児の解消は「可能な限り早期に」とあいまいにして、今年度は130人も保育所に入所できない事態を招くなど、市民に冷たい市政を続けています。

 14日、阪急箕面駅前で行われた出発式で住谷氏は、福祉・教育の充実を訴えるとともに、「箕面市が開発に前のめりになっているため、市民サービスが削られつつある」と批判し、「市民に計画のすべてを明らかにし、市民と現場の声を聞いて判断したい」ときっぱり。「最後まで市民の皆さんと一緒に、箕面市政を市民本位に切り替えるために先頭に立つ」と力強く語りました。

 日本共産党の3市議候補、住谷氏を応援する無所属の増田京子市議候補があいさつ。無所属の中西智子市議候補がメッセージを寄せ、元市議の牧野直子氏が「住谷さんは現場・地域の声を聞きながら政治をするのが大事と一貫して主張。それが一番リーダーに必要で、現職に欠けていること。(市政転換へ)私たち一人一人が力を合わせましょう」と呼び掛けました。

 現職の倉田氏の出陣式には維新、自民の国会議員や近隣市町の首長のほか、自民、維新などの市議候補が参加。倉田氏は「市政運営をこの市議候補の皆さま方とともに全力で進めたい」などと「オール与党」ぶりを示しました。

 


(大阪民主新報、2016年8月21日付より)

 

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