おおさかナウ

2016年04月10日

ただしの国会レポート22
国会質問で重要なことは…

法務委員会で質問する清水議員=インターネット中継より

法務委員会で質問する清水議員=インターネット中継より

 予算が成立し、国会では常任委員会での法案審議が本格化しています。昨年は党内最多の質問回数を記録した私ですが、毎回の質疑は緊張の連続です。
 法務省や最高裁判所及び警察庁のどんな答弁にも、その場で切り返す対応力が必要です。相手はともすれば共産党議員をやり込めてやろうと考えているわけで、こちらも国民の要求を背負っている以上、決して引けを取ることがあってはなりません。

 重要なことはやはり「準備」です。法案の中身を熟知して臨むことはもちろん、どこに問題点があり、抜け道が隠されているのか、法案の行間を読み込んで捉える視点が求められます。その後、質問の骨格を組み立て、質問項目を厳選します。時間が限られているので、聞きたいことは山ほどあっても、取捨選択が欠かせません。
 担当部局との質問レクチャーでは、こちらの手の内をすべて明かさないように気を使いながら、質問への相手の答弁ぶりを引き出していきます。そして、秘書のアドバイスを受けながら議員自身が質問原稿を完成させます。
 本番前にはリハーサルを行うことも。秘書に大臣役を演じてもらい、組み立てや流れを最終確認します。

 最大の力が「現場の声」。図書館やインターネットでは探せない当事者の思いこそ、政府の対応を厳しくただすことにつながります。
 インターネットでも委員会質問が視聴できる時代です。これからもしっかりとした国会質問が出来るように努力を続けていきます。(清水ただし 衆議院議員 月1回掲載)

 

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