おおさかナウ

2015年04月05日

7、法要で法話、憲法9条語るの巻

ただしの国会レポート7

法要で集団的自衛権、9条を語る清水氏=3月22日、八尾市内

法要で集団的自衛権、9条を語る清水氏=3月22日、八尾市内

 飲食店で働いていた時代にお世話になり、お寺のご住職をされている方から、お彼岸の法要で法話をと恐れ多いお話を頂きました。テーマは集団的自衛権や憲法九条の大切さ。「平和が危ない。仏様の教えにもふれ、あなたらしく話して」と。

 私は、お釈迦様の教え、五戒にある不妄語(ふもうご・嘘をついてはいけない)と不殺生(ふせっしょう・生き物を殺してはいけない)に触れ、日本を守るためと嘘を言い、戦争という人殺しに自衛隊を加担させようとしているのが集団的自衛権行使の本質だと切り出しました。

 合わせて、なぜ憲法九条が生まれたのかを説明。日本軍国主義の侵略戦争と植民地支配によって、アジア2千万人、日本国民310万人もの尊い命が奪われたこと、世界で唯一、核戦争を経験、沖縄戦では自決を命じられたものも含め、県民の4人に1人が亡くなったこと。これらのことに鑑み、二度と戦争しないと誓ったもので、これからも憲法九条を基礎にした、平和外交による安全保障体制の構築が必要だとお話させていただきました。

 法要のあと精進料理をいただきました。食事五観文(しょくじごかんもん)の教えに、「己が徳行の全欠をはかつて供に応ず」があります。自分自身の徳行の足らざるに、この食物を頂くことを過分に思いますとの意味。

 謙虚な姿勢を捨て去り、過去に学ばないものは再び過ちを犯します。戦争立法、安保法制の具体化を許さず、この国会でさらに奮闘する決意です。

(清水ただし 衆議院議員 隔週で掲載)

(大阪民主新報、2015年4月5日付より)

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